カム・タン・サリアンカム Kham Tanh Saliankham
1973年、ラオス、ビエンチャンに生まれる。1994年、国立美術学校を卒業。1996年から同美術学校で絵画を教えている。ビエンチャン在住。
[招へい] 2001年5月15日〜2001年8月12日
交流活動
本国で制作した下絵をもとにラオスの人々や寺院などの油彩画を描いた後、福岡で見た神社や海などを描くことで、ラオスと日本というふたつの文化を比較した。また、大学で裸婦デッサンの授業を受けたり、120人の小学生とワークショップしたり、パフォーマンスをおこなったり、ラオスでは経験したことのないさまざまな刺激を受けて、制作活動に反映させていった。
活動スケジュール
5月15日
福岡に到着。
19日
あじびホールでボランティア・スタッフに滞在中の活動予定を説明。担当ボランティア・スタッフが決まる。
21日
後小路学芸課長がアジア美術館の概要等を講義する。
22日
制作の材料を探しに市内の材木屋や金物屋に出かける。このころからキャンバスを作って、制作を開始する。
23日
九州産業大学を訪問、宇田川宣人芸術学部長に会い、今泉憲治助教授のデッサンと油彩画の授業を受けることになる。
28日
授業を受けるため九州産業大学へ出かける。以後6月末まで、毎週月曜日と水曜日に授業を受ける。
6月4日
今泉憲治氏が地元協力美術作家となる。
12日
福岡市美術館を訪問。
16日
太宰府へスケッチ旅行に出かける。
27日
若宮小学校でワークショップをおこなうことになり、準備を始める。
7月6日
若宮小学校でワークショップをおこなう。(120人参加)
7日
市内の画廊を訪問。「河地知木展~experimental typography~」(アートスペース獏)、「REAL AND IMAGINARY FLOWERS TOMATO PROJECT」(三菱地所アルティアム)、「台湾現代芸術序幕系列 Vol.9/劉世芬」(MOMAコンテンポラリー)を見る。
14日
リクリット・ティラバーニャ「2001(パッセージ・コスモ)」(CCA北九州プロジェクト・ギャラリー)のレセプションに出かける。
15日
早朝、博多祇園山笠追山を見物。
16日
ボランティア・スタッフとともに太宰府へスケッチ旅行へ出かける。
21日
「中世博多展」(シーサイドももち海浜公園)に出かける。
22日
交流スタジオで「アジア親子塾 カム・タンさんとラオスのかざりを作ろう」を開催。(45人参加)
30日
交流ギャラリーで香椎第2中学校美術部に授業をする。(18人参加)北九州市在住の美術作家、鈴木淳氏がスタジオを訪問。
31日
ボランティア・スタッフとともに八女に行く。
8月8日
今泉憲治氏と大分県臼杵市に出かける。
9日
展示作業。鈴木淳氏も手伝う。
11日
交流ギャラリーでパフォーマンス「バイシー」をおこなう。(94人参加)
12日~26日
交流ギャラリーで滞在制作作品を公開。
12日
帰国。