マレーシア
シエ・ゾーリン Seah Zelin
2024年度
受入支援

1980生まれ、マレーシア出身
[受入支援] 2025年2月12日〜2025年3月11日
プロフィール
地図の概念を再検証することで、ゾーリンは私たちに野生動物や放浪者などのふだん意識されない、あるいは居場所を持たない存在に目を向け、彼らと土地との不安定な関係性を考えさせようとしてきた。
福岡では草編みの技術に触れたいと考えている。また地元の公式地図や素材としての和紙、野生の生態系にも関心がある。
シンガポールで開催された「ユナイテッド・オーバーシーズ銀行絵画展 2022」にてマレーシア部門最優秀賞を受賞し、当館に1カ月間滞在。
レジデンス制作作品公開
交流日記

3月8日 アーティストトーク
福岡に滞在し線に魅了され、地図の線、道のひびわれ、言語への隔たりなどの分け隔てるものをテーマに置いたと語った。職人の仕事にも興味があり、久留米市を訪問しイグサのリサーチを行ったことを語った。《閉ざされた扉》では、失われていく技術を美術館・博物館はどう残していくのか問いかけていると語った。

3月6日~3月16日 レジデンス制作作品公開
企画ギャラリー前に《破いた/泣いたけど終わらない》《閉ざされた扉》《福岡マッピング/マッティング》、アートカフェ窓に《降り続く雨》、ロッカーに《忘れ物》を展示した。
※《忘れ物》のみ3月9日まで展示した
撮影:長野聡史

3月5日 展示作業
3月6日からの展示に向けて、スタッフ総出で展示作業を行った。

2月28日 打合せ
作品の制作や展示する方法・場所などについて美術館スタッフと検討を重ねる。

2月24日 久留米市訪問
掛川織の花ござを作る工房大木を訪問。い草の織り方や、しめ縄づくりなどを体験した。作品制作のためにたくさんの素材を提供していただいた。

2月13日 美術館到着
美術館に到着し、美術館スタッフとガイダンスを行った。