モントリー・トエンソンバット/ジャック・シェリエ Montri Toemsombat/Jacques Charrier
モントリー・トエンソンバット
1975年、タイ、チャイヤプールに生まれる。1997年、チュラロンコーン大学を卒業。学生時代からタイやドイツのグループ展に参加し、稲を使ったインスタレーション作品を制作したり、パフォーマンスをおこなう。また、コスチューム・デザインを手がけ、美術界だけでなくファッション業界でも活躍している。1999年には「福岡トリエンナーレ」に参加。
ジャック・シェリエ
1959年、フランス、ボンディーに生まれる。ナント大学で美術、言語学を学び、フランス語、スペイン語、モダンジャズ、フラメンコの教師などを経て、1990年から美術作家としてフランス、スペイン、タイで活動をおこなう。バンコクではパフォーマー、振り付け師、プロデューサーとして多くの展覧会に参加する。モントリーのパートナーとして滞在。
[受入支援] 2000年12月4日〜2001年5月31日
交流活動
モントリーが、国際交流基金の平成12年度フェローシップ招聘事業により招聘され、ジャックとともに当館に滞在する。「生活の美点を救うための素材および製品の視点(芸術とファッション)」をテーマに研究活動をおこなった。福岡近郊の農家や伝統工芸などの調査をおこなったり、3月に開催された「アジア楽市楽座2001」ではワークショップとパフォーマンス「失われた水牛」をおこなった。
活動スケジュール
12月4日
福岡に到着。
12月21日
作品制作に使用する素材の研究のため八女に行く。八女工芸館や和紙の工房、八女矢製作所などを見学。
1月中旬
3月に開催する「アジア楽市楽座2001」でワークショップとパフォーマンスをおこなうことになり、プランを錬り始める。
2月上旬
粘土で小さな水牛をたくさん作り始める。また、張りぼての等身大の水牛も同時進行で制作開始。
2月19日
会場となるアトリウムガーデンでパフォーマンスのチェック。
2月25日
あじびホールでリハーサル。
3月3日
ワークショップとパフォーマンスをおこなう。
4月28日
旧大浜小学校で「アジア楽市楽座2001」のために制作した等身大の水牛を燃やすパフォーマンスをおこなう。
5月31日
帰国。