美術作家 バングラデシュ

ラフィ・ハク Rafi Haque

2000年度 招へい

1965年、バングラデシュ、クシティアに生まれる。1991年、ダッカ大学美術学校大学院終了。「第9回バングラデシュ・ビエンナーレ」(バングラデシュ・シルパカラ・アカデミー、ダッカ、1999)をはじめ、多くの国際展に参加。1998年、外務省南アジア青年招聘プログラムで広島、京都、東京を訪問。バングラデシュ独立戦争や反戦をテーマにした版画の作品を制作している。


[招へい] 2000年5月8日〜2000年8月8日

滞在期間

九州産業大学の版画工房に通い、教官や学生たちの協力を得て、反戦をテーマにしたペーパーリトグラフとエッチングの作品を10数点かんせいさせた。また、子供を対象にした版画教室を開催し、「アジアフォーカス福岡映画祭2000」のポスターを地元のデザイナーと共同制作するなど、市民との交流もあった。

おもな活動

5月 8日 福岡に到着。
  11日 九州産業大学を見学。版画工房を借りて制作することになる。
  13日 あじびホールでボランティア・スタッフに滞在中の活動予定を説明。担当
ボランティア・スタッフが決まる。
  15日 「アジアフォーカス福岡映画祭2000」ポスター制作の打ち合わせ。
  16日 アートスペース獏で開催された「佐々恭子展」のオープニングのパフォーマンスを観賞。
  17日 福岡学生交流会館で日本語の勉強をはじめる。
  18日 九州産業大学での版画制作の準備をおこなう。
  19日 版画家の斉藤秀三郎氏宅を訪問。
  29日 この日から本格的に版画の制作を開始。以後、7月末まで九州産業大学に通う。
6月 3日 九州産業大学の宇田川宣人教授らと菖蒲祭に行く。
  18日 ボランティアスタッフと彫刻科の知足美加子氏ともに太宰府へ行く。
  19日 福岡市長を表敬訪問。
7月22、23日 「アジア親子塾 ラフィさんのペーパー・リトグラフ・ワークショップ」(主催:(財)福岡市文化芸術振興財団)を開催。
8月 3日 あじびホールで開催されたインドネシアの美術作家、クリシュナ・ムルティの講座を聴く。
   5日 交流スタジオで滞在制作作品の内覧会とギャラリー・トークを開催。( 人参加)
   8日 帰国。

内覧会の様子