スジト・ラトナヤケ Sujith Rathnayake

1971年、スリランカ、ランナに生まれる。ケラニヤ大学美術学部に在学し、美術と彫刻を学ぶ。「新しい方向」(マウント・キャッスル・ギャラリー、スリランカ、1998)、「若手現代作家展」(スリランカ国立美術館、1999)、「第9回バングラデシュ・ビエンナーレ」(バングラデシュ・シルパカラ・アカデミー、ダッカ、1999)などに出品。
[招へい] 2000年8月7日〜2000年11月7日
滞在期間
インスタレーション「『傷』売り出し中」を3カ月間かけて完成させた。消費社会の中で生きる人々の苦悩を絵画、写真、オブジェなどで構成。展示会場には救急車のサイレンの音や映画音楽などを編集して作った音が流れ、空間をうまく使った作品となった。キャンバス張りや画像出力、そして設置作業まで、多くのボランティア・スタッフの協力があったり、いくつかのワークショップに関わったり、自国では経験したことのない様々な活動をおこなった。
おもな活動
8月 7日 福岡に到着。
14日 このころから作品に使う目の写真をデジタルカメラ撮影し、コンピュータで出力する作業をおこなう。
23日 このころからキャンパスの製作をはじめる。
24日 福岡市美術館を訪問。
26日 あじびホールでボランティア・スタッフに滞在中の活動予定を説明。担当ボランティア・スタッフが決まる。
29日 大分県朝地町の朝倉文夫記念館で開催される「第5回大分アジア彫刻展」に関連したワークショップをおこなうために、現地で打ち合わせをおこなう。
31日 アジア美術館の1階、搬入口で絵画を制作し始める。
9月18日 放生会に行く。
19日 長崎大学附属中学校2年生7名に制作中の作品などについて話す。
23日 旧御供所小学校で開催された「アートピクニック」(主催:MCP)を見学。
10月1日 池永さんのパフォーマンス(御供所)を見学。
7日 能古島で開催された「NOKOいろり村プロジェクト」を見学。夜は、灯明ウォッチングを見学。
11日 授業で来た九州産業大学の学生たちに制作中の作品を説明。
18日 「第5回大分アジア彫刻展」のオープニングに地元の中学生とコラージュ作品のワークショップをおこなう。
26日 「第44回福岡県中学校美術教育研究大会」の公開授業(交流ギャラリー)に参加。
11月3日 第2回アーティスト・イン・レジデンスの成果展」開会式の後、あじびホールでアーティスト・トークをおこなう。(52人参加)
7日 帰国。