テンク・サブリ・テンク・イブラヒム Tengku Sabri Tengku Ibrahim

11961年、マレーシア、トレンガヌに生まれる。1986年、マラ工科大学美術学部卒業。木彫を学ぶ。1999年、デモンフォード大学(イギリス)美術・教育修士課程修了。1997年、カッセル(ドイツ)でインスタレーション・プロジェクト「アイネンザイテ」に参加するなど多くの国際展に参加。
[招へい] 2000年8月22日〜2000年11月11日
滞在期間
インスタレーション「内面との出会い(迷宮への再訪)」を制作。交流スタジオの一角を展示スペースにして、針金を使ってオブジェを制作した後、床、天井、壁一面に麻紐を格子状に張り巡らせ、白いリボンを付けていっていった。その迷宮的な不思議な空間は、見る者を圧倒した。また、大分で中学生たちとアースワークを制作。黙々と制作を続ける真摯な態度には好感がもたれた。
おもな活動
8月22日 福岡に到着。
26日 あじびホールでボランティア・スタッフに滞在中の活動予定を説明。担当ボランティア・スタッフが決まる。
27日 ボランティア・スタッフとともに材料の枝や石を拾いに近くの海岸や山に出かける。
29日 大分県朝地町の朝倉文夫記念館で開催される「第5回大分アジア彫刻展」に関連したワークショップをおこなうために、現地で打ち合わせをおこなう。
30日 集めた木ぎれで制作を開始。
9月 9日 針金を使ったオブジェの制作を開始。
11日 ボランティア・スタッフとともに大濠公園で材料の枝を集める。
23日 旧御供所小学校で開催された「アートピクニック」(主催:MCP)を見学。
19日 長崎大学附属中学校2年生7名に制作中の作品などについて話す。
23日 MCPのアートピクニックに
10月 1日 池永さんのパフォーマンス(御供所)を見学。この頃から展示スペースになった交流スタジオに紐を張り巡らせる。
7日 能古島で開催された「NOKOいろり村プロジェクト」を見学。夜は、灯明ウォッチングを見学。灯明ウォッチングを見学。
10日 このころから、天井に紐を格子状に張り巡らし、リボンをつける作業をする。
11日 授業で来た九州産業大学の学生たちに制作中の作品を説明。
18日 「第5回大分アジア彫刻展」のオープニングに地元の中学生とアースワークのワークショップをおこなう。
21日 インスタレーションの壁面の一角にスジトがドローイングを制作。
26日 「第44回福岡県中学校美術教育研究大会」の公開授業(交流ギャラリー)に参加。
11月 3日 第2回アーティスト・イン・レジデンスの成果展」開会式の後、あじびホールでアーティスト・トークをおこなう。(50人参加)
11日 帰国。