招へい 日本

上村 卓大 Kamimura Takahiro

2024年度 招へい

1980年生まれ、福岡在住。
2022年「居場所について」OVERGROUND(福岡)
2020年「発生の場」佐賀大学美術館(佐賀)
2014年「Under35/2014 上村卓大展」BankART Studio NYK(神奈川)
2009年「変成態-リアルな現代の物質性-vol.2 泉孝昭×上村卓大」Gallery αM(東京)


[招へい] 2024年7月1日〜2024年12月25日
上村 卓大公式Instagram

これまでの活動

 意識的に制作をはじめて以来、常に変節を繰り返しつつ、一方で〈彫刻〉というものがもつ問題に囚われながら制作を展開。近年はスタジオの端材を使用することが多いが、そうした素材を積極的に選択しているという意識はなく、自身の回りからこぼれた何かが時間をかけて醸成される、またはある時間が跳躍して別の時間軸に挿入されるような感覚の中で、事物の時間に興味を持ち制作。
 2024年6月より仕事場とスタジオを宮若市に移し、滞在制作や展覧会の企画スペースを運営している。

《感嘆符のレプリカ》2022年
《胡瓜》2022年
《じょうろ(逆位置)》2022年
《すけべなこと》2022年
《タイトル未定》2023-2024年

第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで

《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史
《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史
《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史
《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史
《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史
《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史
《Occupied / Vacant (仮題)》2024年 ©長野聡史

交流日記

11月7日 ワークショップ「アジ美にひみつの基地を作ろう!」
(福岡アジア美術館)

田島小学校児童にプロジェクターで過去作品を紹介した後、交流スタジオに置いてある机やイス、プラスティック段ボールなどを自由に使って秘密基地をつくるワークショップを行った。

10月14日 キックオフ・トーク(Artist Cafe Fukuokaコミュニティスペース)

前回の成果展の報告・過去作品の紹介を行った後、12月の成果展に向けまずは電話線をスタジオにひき、偽物の天井を制作することなどを語った。

9月15日 アート・ラウンド・テーブル
(Artist Cafe Fukuokaコミュニティスペース)

このスタジオに自分の穴をあけたいというコンセプトから、12月にむけて固定電話を契約したいことを語った。

9月14日 第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで
(Artist Cafe Fukuoka)

インスタレーション《Occupied / Vacant (仮題)》を展示した。
©長野聡史

9月12日 作品制作

福岡作家は半年間の滞在のため、今回の成果展は途中経過を展示する。色見本を片手に考え事をしたり、過去の作品で使用した布を床一面に広げ構想を練った。

8月6日 プール見学
(Artist Cafe Fukuoka)

スタジオがある旧舞鶴中学校の敷地にあるプールを見学。水草に覆われたプールやその周辺にある器具などを計測したり触ったりしながら、作品の構想を練った。

8月3日 ボランティア交流会

案内解説ボランティアによる『アジアンポップ』展のギャラリーツアーの後、グループに分かれて懇親会を行った。

7月14日 キックオフ・トーク マハブブ・ジョキオ/レガ・アユンディア・プトゥリ/安田葉/浦川大志/上村卓大
(Artist Cafe Fukuoka ギャラリー)

同じ時間を過ごしたスタジオの端材を組み合わせた過去作品などを紹介した。滞在制作は彫刻家として時間をいじり、人間のように時間に縛られていない物たちのいびつさを大事にしていきたいことを語った。

7月3日 Artist Cafe Fukuoka入り

制作スタジオのあるArtist Cafe Fukuoka(旧舞鶴中学校)へ初めての登校。ガイダンスを終えた後、施設内を見学。