招へい 日本

浦川 大志 Urakawa Taishi

2024年度 招へい

1994年生まれ、福岡在住
2022年「New Artist Picks: Wall Project 浦川大志|掲示:智能手机ヨリ横浜仮囲之図」(横浜美術館、神奈川)
2021年「浦川大志×名もなき実昌展~異景への窓」(大川市立清力美術館、福岡)
2019年 浦川大志&名もなき実昌 二人展「終わるまで終わらないよ」(熊本市現代美術館、
熊本)
2018年「VOCA展2018」(大原美術館賞)


[招へい] 2024年7月1日〜2024年12月25日
浦川 大志公式X(旧Twitter)
浦川 大志公式Instagram

これまでの活動と、福岡での予定について

 現代の風景画(遠近法)をテーマに、グラデーションの線やインターネット上に存在する画像などをモチーフに組み合わせた絵画作品を制作してきた。グラデーションの線は、ものの輪郭や境界線を曖昧にすることができるモチーフとして、浦川の中で特別な位置にあるという。
 今回のレジデンスは地元福岡ということもあり、昔から関心を持っていた博多べいについて調べる。博多べいは廃材を用いて作られた壁だが、制作を通じて線を引くこと、曖昧なままに固定することについて何かのヒントを得ようとしている。

《複数の風景(歩行する絵画)》2023年
《複数のパース ( 視点 )》2022年
《幽霊の条件》2023年
《風景(会場)》2023年
《智能手机ヨリ横浜仮囲之図》2022年

第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで

《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史
《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史
《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史
《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史
《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史
《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史
《準備室 : 解体された壁のためのストレッチ》2024年 ©長野聡史

交流日記

12月14日 オープニング・トーク(Artist Cafe Fukuoka)

Grand Studioを区切る大きな作品は空間を軽やかに情けなく区切る横断幕や緞帳をイメージしたこと、中間発表の絵画のパーツ、インターネットの情報、リサーチ資料の集まりを作品に取り入れていく連続性がまるで蓑虫が蓑を作る営みに思えたことなどを語った。

12月13日 展示準備

複数のペインティング作品をとりつける作業を行った。

12月11日 展示準備

広い体育館(グランドスタジオ)に大型作品を広げ、引きや寄りで確認したり仕上げの作業を行う。

10月14日 キックオフ・トーク
(Artist Cafe Fukuokaコミュニティスペース)

前回の成果展の報告、今後博多べいや博多の歴史に関わる「壁」(元寇や屋台文化など)をリサーチすること、12月の成果展ではスタジオより規模の大きい体育館で展示を行うことなどを語った。

9月15日 アート・ラウンド・テーブル
(Artist Cafe Fukuokaコミュニティスペース)

描画・写真を組み合わせた過去作品の紹介し、以前から興味を持っていた博多べいをモチーフにリサーチを行い制作を開始したことを語った。

9月14日 第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで
(Artist Cafe Fukuoka)

ミクストメディア《準備室:解体された壁のためのストレッチ》を展示した。
©長野聡史

9月11日 作品制作

福岡作家は半年間の滞在のため、今回の成果展は途中経過を展示する。壁を立てたり、ミシンを使ったり「博多べい」を起点とした作品を制作する。

7月14日 キックオフ・トーク マハブブ・ジョキオ/レガ・アユンディア・プトゥリ/安田葉/浦川大志/上村卓大
(Artist Cafe Fukuoka ギャラリー)

抽象的な物を解体し再構築することをテーマにした過去作品(風景画、ドローイング、インスタレーション)を紹介した。滞在制作は昔から興味を持っていた博多べいについてリサーチし、明確に境界をひく世の中でグラデーションを大事にした作品を制作したいことを語った。

7月3日 Artist Cafe Fukuoka入り

あじびの学芸員とコーディネーターを交えたガイダンスを終えた後、Artist Cafe Fukuokaの施設内を見学。