招へい 日本

安田 葉 Yasuda Yoh

2024年度 招へい

1988年神奈川県海老名市生まれ、神奈川在住
2020年 INTERMEDIA ART 2020 APPARATION (東京藝術大学大学美術館陳列館、上野)
黄金町バザール2020 アーティストとコミュニティ第2部( 横浜市黄金町、神奈川)
2022年 SPIRIT OF MARIOBORO (Malioboro Street、ジョグジャカルタ)
2023年 RIMBA ANGIN : WIND FOREST I Kadek Armika × Yoh Yasuda × CCG (Cush Cush Gallery、バリ)
2024年 土に還る凧-植物数学への道 (KOBE STUDIO Y3、神戸)


[招へい] 2024年7月1日〜2024年10月2日
安田 葉公式ウェブサイト
安田 葉公式Instagram

これまでの活動と、福岡での予定について

 2014年東京藝術大学大学院修了。これまで日本、オーストラリア、インドネシアなど各地で作品を発表。子供の頃の記憶や、近年のデジタル化により失われつつある伝統文化に強く興味を持ち、世界各地で出会う人々に着想を得て、立体、映像、インスタレーションなどの作品を制作している。
 母親がハタやバラモン凧で有名な長崎県出身で、幼い頃から凧作りに親しんできた。2019年からインドネシアの凧文化や、太平洋諸島の自然環境を研究し、持続可能な芸術表現としての凧を制作している。福岡ではバリ島のアートカイトのアーティストであるイ カデック ドゥイ アルミカと協力し、地域の伝統や風習を大切にしながら風と光と想像力の世界を繰り広げる。

Yoh Yasuda × I Kadek Armika『風の密林』展示風景 2023年
《Banana Paper Kite with Orchid》2023年
《Wind Orchid》2022年
《バリの蘭(Vanda tricolor) 》、《日本の蘭(Vanda falcata)》、《胡蝶 蘭(Phalaenopsis)》 2023年
《Shape of the Wind》(ビデオ) 2019年

第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで

《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©長野聡史
《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©長野聡史
《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©長野聡史
《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©長野聡史
《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©安田葉
《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©長野聡史
《風でつながるコミュニティ : 北風と南風》2024年 ©長野聡史

交流日記

9月15日 アート・ラウンド・テーブル
(Artist Cafe Fukuokaコミュニティスペース)

作品の協力者であるカイトアーティストのI Kadek Dwi Armika氏と共に活動拠点であるインドネシアでの展覧会や凧あげの様子などを紹介した。環境に配慮し天然素材で凧を制作していることを語った。

9月14日 第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで
(Artist Cafe Fukuoka, Grand Studio )

I Kadek Dwi Armika氏とコラボレーションしたインスタレーション《風でつながるコミュニティ:北風と南風》を展示した。
©長野聡史

9月13日 展示最終調整

I Kadek Dwi Armika氏とコラボレーションした凧、ワークショップ「福岡に暮らす人々と作る500の凧」で制作した凧の作品設置、最終調整を行った。

9月6日 凧あげテスト

作品の協力者であるカイトアーティストのI Kadek Dwi Armika氏がインドネシアから来福。スタジオがあるArtist Cafe Fukuokaの駐車場で凧を飛ばした。あじびのボランティアスタッフの協力を得ながら制作した凧は、青く広がった福岡の空に舞い上がった。

8月10日 スタジオ公開
(Artist Cafe Fukuoka グランド・スタジオ)

インドネシアとオンラインを繋いで、現地で開催中の展覧会「PAGI / SORE [朝と夜-二つの世界から]」の活動報告を行った。その後、1994年『第4回アジア美術展』参加作家のヘリ・ドノのインタビュー映像を上映し、現地のアーティストとあじび学芸員との意見交換を行った。

8月3日 ボランティア交流会

案内解説ボランティアによる『アジアンポップ』展のギャラリーツアーの後、グループに分かれて懇親会を行った。

7月26日 ワークショップ「福岡に暮らす人々と作る500の凧」開始
(福岡アジア美術館)

八女市で購入した竹ひごと手すき和紙をつかい様々なかたちの凧を作るワークショップが開始した。あじびボランティアスタッフが参加した。

7月17日 アートツアー

九州産業大学芸術学部、九州産業大学造形短期大学部を訪問。学内の設備やスタジオの様子を見学。その後、福岡市美術館でコレクション展を鑑賞。ギャラリーEUREKA、art space tetraをでは在廊中だったアーティストと交流を深めた。

7月14日 キックオフ・トーク マハブブ・ジョキオ/レガ・アユンディア・プトゥリ/安田葉/浦川大志/上村卓大
(Artist Cafe Fukuoka ギャラリー)

インドネシアのジョクジャカルタで伝統的な凧の制作から地元の方々と一緒に飛ばすまでの過程を記録したドキュメンタリー、着生蘭をモチーフにした凧のインスタレーションなどの過去作品を紹介した。滞在期間はイ カデック ドゥイ アルミカ氏と共同制作を行うことを語った。また、日本の材料を使ったインドネシアの凧を制作するサポーターの呼びかけを行った。

7月12日 八女市訪問

作品に必要な和紙と竹ひごを買いに八女市を訪問。八女伝統工芸館を訪れた後、竹簾職人の方にお会いして、竹ひごの入手方法を相談。八女和紙の工房を訪れ、原料となるコウゾの皮から手漉きを経て紙になっていく行程を見学した。

7月10 能古島訪問

能古展望台から福岡近郊の海や島の位置関係を確認したり、思索の森を散策しながら植物を調べた。

7月2日 Artist Cafe Fukuoka入り

あじびの学芸員とコーディネーターを交えたガイダンスを終えた後、Artist Cafe Fukuokaの施設内を見学。