日本

大西康明 Onishi Yasuaki

2022年度 招へい

1979年生まれ
大阪府在住
2004年 京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了
2011年 ポーラ財団在外研修員としてイギリスに滞在
2014年 「想像しなおし」福岡市美術館
2022年 「KYOTO STEAM」京都市京セラ美術館


[招へい] 2022年9月16日〜2022年12月14日
大西康明公式ウェブサイト

プロフィール

空洞や余白など日常には意識されないような「間」や「境界」を多様な素材を用いて再構築し、内側と外側、表と裏、あるいはその間にある境界を可視化することで人と自然などの関係を問う作品を制作。
近年、時間の堆積を象徴する石の形を借り河原全体を銅箔でトレースする試みから「石と柵」という作品を発表。

福岡での滞在中には、九州の河川や地形を調査し「石と柵」からさらに展開し、人と川との関わりを含めた作品制作を予定。
このほか、銅箔を使って石や木などの有機的な形や身の周りのものを型取るワークショップを開催する予定。

「石と柵」 2022年
「石と柵」制作風景
「石と柵」制作風景
「石と柵」制作風景
「虚実の距離 」 2020年(C)クレジット 写真:表 恒匡 提供:高松市美術
「体積の裏側 RG」2019年 photo by Nash Baker

第17回 福岡アジア美術館 アーティストイン・レジデンスの成果展「境界を縁どるー石、呼吸、埋立地」

「境の石 室見川」2022年(Artist Cafe Fukuoka )
「境の石 室見川」2022年(Artist Cafe Fukuoka )
「境の石 室見川」2022年
「境の石 室見川」2022年
「境の石 室見川」2022年
「境の石 室見川」2022年

交流日記

12月3日~12月11日 「第17回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 2022 境界を縁どる―石、呼吸、埋立地」

福岡アジア美術館アート・カフェ図書コーナー展示作品。

12月3日~12月11日 「第17回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 2022 境界を縁どる―石、呼吸、埋立地」

滞在制作作品《境の石 室見川》をArtist Cafe Fukuokaスタジオ、福岡アジア美術館の2会場で展示。

12月3日 成果展ギャラリー・トーク(Artist Cafe Fukuokaスタジオ)

展示室が元保健室であることや、すりガラスの窓からのびる管をイメージして制作したこと、福岡アジア美術館の展示している作品について話した。

11月30日 成果展展示作業(福岡アジア美術館)

アート・カフェ図書コーナーの天井からインスタレーション《境の石 室見川》を吊り下げる作業を行う。

10月20日 ワークショップ(Artist Cafe Fukuokaスタジオ)

河原で集めた石を銅箔で覆って、木槌で叩いて型を取るワークショップを行う。スタジオを訪れた人やボランティア約20人が参加した。

10月16日 ボランティア交流会(Artist Cafe Fukuokaスタジオ)

後日制作を手伝うことになるあじびボランティアスタッフと交流する。

10月12日 山王雨水調整池訪問&室見川でリサーチ

Ⅱ期レジデンス・アーティスト3名は福岡市中部水処理センターの方より丁寧な説明を受け、山王1号雨水調整池と山王2号雨水調整池の2つの調整池を見学。その後、室見川にて制作に使用する石を検討した。

10月10日 アーティスト・トーク「アーティスト・イン・レジデンンスってなんだろう?」(Artist Cafe Fukuokaスタジオ)

彫刻・立体作品についての考えや過去の作品について、福岡での制作予定や調査したいことについて話した。また、滞在制作作品で使う石を銅箔で覆って、木槌で叩いて型を取る過程を実演し、手伝ってくれる方を呼びかけた。