2022 招へい 韓国

イ・ビョンチャン Lee Byungchan

2022年度 招へい

1987年、韓国生まれ、ソウル在住。
「平昌ビエンナーレ」や釜山現代美術館では、消費生活で大量に廃棄され、環境汚染や生態系の破壊などを引き起こしているビニールやプラスチック素材を用いて、それらを発光させ、動かすことによって都市の中に奇妙な情景を創り出す大型インスタレーションを発表。資本や消費という目に見えないものが人や都市を動かすことに関心を寄せる。今回のレジデンスでは、福岡アジア美術館と歴史のある東長寺において、まるで深海の生物のような、色鮮やかに発光する大型の立体作品を発表した。


[招へい] 2022年7月21日〜2022年10月11日
イ・ビョンチャン公式ウェブサイト

イ・ビョンチャン《生物》2022年、東長寺(FaN Week 博多旧市街フェスティバル)

「生物」2022年(東長寺)撮影:長野聡史
「生物」2022年(東長寺)撮影:長野聡史
「生物」2022年(東長寺)撮影:長野聡史
「生物」2022年(東長寺)撮影:長野聡史
"The Five Moons Return of the Nameless and Unknown (Main exhibition), PyeongChang Biennale, CREATURE" 2017
JEJU PILOT PROGRAM GROUND "AND ROAD,(Supported by JEJU CULTURE& ART FOUNDATION), TREE-CREATURE", 2015
"BIO FANTASY, (Daejeon Museum of Art), CREATURE", 2018
"00MHz- Oscillating Boundaries, (AROUND ULSAN), CREATURE", 2021
"00MHz- Oscillating Boundaries, (AROUND ULSAN), CREATURE", 2021

第16回アーティスト・イン・レジデンスの成果展「都市に棲むものたち」

「生物」2022年 福岡アジア美術館 撮影: 川崎一徳
「生物」2022年 福岡アジア美術館  撮影: 川崎一徳
成果展の様子 撮影:川崎一徳

交流日記

10月9日 ワークショップ

「呼吸するビニール彫刻」を実施。

10月8日 ギャラリー・トーク

ギャラリー・トークを開催。

10月6日~11月8日 第16回アーティスト・イン・レジデンスの成果展 「都市に棲むものたち:イ・ビョンチャン×リーロイ・ニュー」

福岡アジア美術館内にインスタレーション作品《生物》展示

9月30日~10月3日「FaN Week 博多旧市街フェスティバル」で作品展示

東長寺にインスタレーション作品《生物》を展示。
境内に6体のオブジェが出現した。

8月9日・9月24日スタジオ訪問

スタジオ訪問(大牟田市立明光学園高等学校、九州産業大学デザイン科)

8月6日 滞在作家によるアーティスト・トーク

「Voices:ソウル×マニラ×福岡」を開催
都市とアートをテーマに、制作拠点であるソウルの都市開発の状況などに触れながら自身の作品を紹介し、福岡での制作プランについて語った。

7月31日 糸島訪問

レジデンス・スペース、STUDIO KURA、アーティストの藤浩志さんのスタジオなどを訪問。

7月23日 制作開始

韓国から持参した材料を用いて、創作を開始。平面的なビニール素材に蛸の吸盤のような突起がつけられていく。