研究者 シンガポール

コウ・グワンハウ Koh Nguang How

2000年度 受入支援

1963年、シンガポールに生まれる。1985年から92までシンガポール国立博物館に勤務。その間にシンガポールの美術史に興味を持つようになり、社会的なテーマを持つ作品や作家についての調査・研究を続ける。特に、1930年から50年代にかけて盛んだった版画や、タン・ダウによって設立され、自らも代表を努めたアーティスツ・ヴィレッジの活動、そしてシンガポール及び周辺地域の現代美術に精通している。平成11年度の招聘研究者として、6カ月間当館に滞在した。


[受入支援] 2000年6月1日〜2000年8月29日

交流活動

平成11年度の招聘研究者として6ヵ月間の滞在を終えて4月に帰国した後、調査・研究の継続のため6月に再び福岡を訪れて、1カ月間滞在した。招聘研究者のフォン・ボイの滞在をアシストしたり、招聘アーティストのキム・ヨンジンやラティ・ハクとの交流をはかった。さらに、8月にも1カ月間滞在し、フォン・ボイの滞在研究のシンポジウムなどに参加したり、後期のアーティスト、スジト・ラトナヤケやテンク・サブリ・イブラヒムとも対話を重ね、ネットワークづくりをおこなった。

活動スケジュール

6月1日 
福岡に到着
6月3日 
エンジョイスペース大名でおこなわれたタン・ダウのイベントを記録する。このころからから招聘研究者のフォン・ボイの活動をサポートしたり、キム・ヨンジンの制作過程を記録したりする。
6月29日
帰国
8月3日 
再度、福岡に到着。
8月5日
「90年代中国前衛美術家資料展」を記録。
8月6日 
シンポジウム「中国の前衛美術ー現状と21世紀への展望」に参加。
8月29日 
帰国。