研究者 中国

フォン・ボイ(馮博一) Feng Boyi

2000年度 招へい

1960年、中国、北京に生まれる。1984年、北京師範大学歴史学科を卒業。1988年より中国美術家協会で記者・編集者として活躍。また、数多くの現代美術展を企画。日本でも「第4回アジア美術展」(福岡市美術館、1944)をはじめ、いくつかの展覧会に関わる。数多の論客を擁する中国美術界において、その現代美術に対する鋭い分析は際だっている。


[招へい] 2000年5月16日〜2000年8月14日

滞在中の活動

日本の若い美術作家や当館が所蔵する中国の作品について調査・研究した。また、自国の現代美術を広く紹介。4回にわたる中国現代美術講座をはじめ、「90年代中国前衛美術家資料展」を開催し、中国の82人の現代美術作家を紹介した。さらに、「中国の前衛美術~現状と21世紀への展望」というテーマでシンポジウムを開催した。その精力的な活動には驚嘆すべきものがあった。

活動スケジュール

5月16日 
福岡に到着。
5月21日 
福岡県立美術館で開催された「アートの現場」展を観賞し、牛島均氏のワークショップ「公園に行こう」に参加。
5月23日 
福岡市美術館を訪問。
6月11日 
福岡県立美術館で「アートの現場」展を観賞。「ふれあいフェスタ」(会場:りぼんシティオ那珂川)を見学。
6月19日 
福岡市長を表敬訪問。
7月3日~6日 
東京へ視察旅行に出かける。
7月15日・16日・23日、29日 
あじびホールで「フォン先生の中国現代美術講座」を開講。
7月25日 
資料展やシンポジウムの開催準備のためホア・ティエンシュエ(華天雪)、福岡に到着。
8月5日 
交流ギャラリーで「90年代中国前衛美術家資料展」オープン。(8月20日まで)ホア・ティエンシュエ とともにギャラリー・トークをおこなう。
8月6日 
「90年代中国前衛美術家資料展」開会記念シンポジウム「中国の前衛イ美術~現状と21世紀への展望」を開催。(66人参加)
8月8日 
ホア・ティエンシュエ帰国。
8月14日 
帰国。