第22回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 空と地のはざまで
- 期間
- 2024年9月14日 (土) 〜 2024年9月29日 (日)
- 会場
Artist Cafe Fukuoka(福岡市中央区城内2-5)
9月17日(火)、24日(火)休館
いまや人類の大多数が地球上の1%にも満たない都市に住み、膨大なエネルギーと動植物の生命を消費しながら生きています。その先に何が待っているのでしょうか。
2024年度第1期のレジデンスには、国内外から6名のアーティストが参加しています。彼ら彼女らは、世界を思いのままに改変しつづける人類の営みに対して、それぞれの地平から応答してきました。本展では空と地、過去と未来のはざまで試行錯誤するアーティストたちの活動と作品を紹介します。
◇関連イベント
第1期 アート・ラウンド・テーブル
福岡で滞在制作された作品やその背景、共通して見えてくるテーマについて、6名のアーティスト全員からじっくり話を聞きます。
9月15日(日) 14:00-17:00
会場 : Artist Cafe Fukoka コミュニティスペース
申込不要・入場無料
※海外アーティストのトークには逐次通訳あり
エコ・ヌグロホ [招へい期間 8月24日~9月21日]
1977年インドネシア・ジョグジャカルタ生まれ、ジョグジャカルタ在住。絵画、刺繍、彫刻、映像にいたるまで、地域の伝統と都市環境に深く根ざしながら、ストリート・アート、グラフィティ、漫画の要素を織り交ぜた作品を制作している。
《Bookmark of dried flowers》奥能登国際芸術祭、2017年、撮影 : 中乃波木©Eko Nugroho, Courtesy by ART FRONT GALLERY, Photo by Naka Nohagi
エコ・ヌグロホ| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
マハブブ・ジョキオ [招へい期間 7月12日~9月21日]
1992年パキスタン・メラブプール生まれ、ラホール在住。日常から出発し、歴史、詩学、政治、気候危機などの幅広い視点から作品を制作。イメージが生み出され、受け入れられるメカニズムについて疑問を投げかけてきた。福岡では絶滅危惧種の魚をテーマにしたインスタレーションを制作する。
《登竜門からの消失》2024年
マハブブ・ジョキオ| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
レガ・アユンディア・プトゥリ [招へい期間 7月8日~9月30日]
1988年インドネシア・スラバヤ生まれ、バンドン在住。ドローイングの手法を軸に、現実の出来事や問題から着想を得たスペキュラティブ・フィクションを展開する。福岡では河童伝説や福岡の風景をヒントに、廃棄された電子機器を用いて未来の環境下における人類の進化を描いたドローイング・インスタレーションを展示する。
《ペロディスカス・サピエンス》2024年
レガ・アユンディア・プトゥリ| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
安田葉 [招へい期間 7月1日~10月2日]
1988年神奈川県生まれ、神奈川在住。デジタル化により失われつつある伝統文化に強くひかれ、2019年からインドネシアの凧文化や太平洋諸島の自然環境を研究し、持続可能な芸術表現としての凧を制作。福岡では「風」を利用して移動する動植物をテーマに、その豊かさや多様性を「凧」のインスタレーションとして表現する。
協力 : イ カデック ドゥイ アルミカ
安田葉《豆の木》2024年、イ カデック ドゥイ アルミカ《タペストリーの星》2024年
7-12月の長期レジデンスをおこなう福岡アーティストは、その制作プロセスの一端を今回の成果展にてご紹介します。
浦川大志 [招へい期間 7月1日~12月25日]
1994年福岡県生まれ、福岡在住。「現代の風景画(遠近法)」をテーマに、グラデーションの線やインターネット上に存在する画像などを組み合わせた絵画を制作してきた。現在は12月の第2期成果展に向けて、「博多べい」に着目した作品プランを構想中。
浦川大志《複数の風景(歩行する絵画)》2023年
浦川大志| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
上村卓大 [招へい期間 7月1日~12月25日]
1980年高知県生まれ、福岡在住。「彫刻とは何か」を問いながら、身の回りにあるものや、日常をともにしながら時間が経過した「他愛のないもの」などを彫刻作品として制作してきた。今回の滞在では、制作スタジオに別の機能をあたえることで、制作する場やアーティストの意味を問い直す。
《胡瓜》2022年
上村卓大| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
※掲載作品画像は制作中の作品および参考作品です。
会場 | Artist Cafe Fukuoka(福岡市中央区城内2-5) |
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観覧料 | 観覧無料 |
主催 | 福岡アジア美術館 |
問い合わせ | 092-263-1100 |
共催 | 西日本新聞社 |
助成 | 令和6年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス型地域協働支援事業 |
協力 | チーム・アペルト |