美術作家 ブータン

リンチェン・ウォンディ Rinchen Wangdi

2006年度 招へい

1979年、ブータンに生まれる。ティンプーの言語文化大学でブータンの伝統美術を学ぶ。アーティスト・グループ「VAST」で活動している。


[招へい] 2006年9月6日〜2006年12月6日

市民共同制作

日本とブータンで見た風景や人物、あるいは自らの記憶や空想にもとづいて、3点の大きな絵画を制作した。

公開制作

「タンカの公開制作」(10/13)
九州産業大学付属九州高等学校デザイン科の生徒15人(彫刻ラウンジ)
「タンカの公開制作」(10/18~10/21)
(福岡市役所1階情報プラザ)

ワークショップ

「アジアン・ミックス」(11/3)
「アートピクニック2006」(主催:子ども文化コミュニティ)のプログラムとして、熊本在住の美術
作家・岡山直之氏と共同で実施。参加した親子は、空を思わす大きな布にお互いの姿とブータン
の雲を描いた。
応募者(親子)20人(彫刻ラウンジ)
「ブータンの伝統的な仏画『タンカ』を描こう!」(11/7~11/12:6日間)
ブータンの伝統的な仏画の描き方、キャンバスの作り方などを6日間の連続講座で教えた。
応募者19人(交流スタジオ)
「仮面の版画をつくろう」(11/17~11/19)
「オープン・スタジオ」のワークショップとして、ブータンの仏教説話に登場するグルリンポチェな
どの仮面をモチーフに、木版画を制作した。
一般参加者95人(彫刻ラウンジ)
「スクール・プログラム(ブータンとの交流)」(12/4~)
福岡の中学生と一緒に巨大な風景画を描いた後、それをブータンに持ち帰り、チャンハ中学校の
生徒たちと完成させた。また、翌年の9月20日には、両国の生徒たちがインターネットで交流し、
一緒に手がけた風景画について、お互いに感想や意見を交わした。
大野城市立御陵中学校1年生100人(大野城中学校)

トーク

「アーティスト・トーク」(12/5)
「第7回アーティスト・イン・レジデンスの成果展パート2」の開会式後、福岡で制作した作品につ
いて語った。
一般参加者75人(彫刻ラウンジほか)

展覧会

「第7回アーティスト・イン・レジデンスの成果展パート2」(12/5~12/24)
滞在制作した3点の絵画と、ワークショップの参加者たちが描いたタンカと巨大な作品を、彫刻ラウンジに展示した。