美術作家 スリランカ

サラット・クマラシリ J.A.Sarath Kumarasiri

2006年度 招へい

1968年、スリランカに生まれる。ケラニア大学美術学部を卒業。ロンドンの王立美術大学で彫刻と考古学を学ぶ。スリランカの内戦などをテーマに、テラコッタの立体作品を制作している。


[招へい] 2006年5月22日〜2006年8月8日

市民共同制作

スリランカの内戦で犠牲になった友人たちが愛用したジーンズや靴などを持参し、それらをかたどってテラコッタの作品を制作した。また、旧日本軍の軍服や広島に投下された原子爆弾で亡くなった人々の遺品、福岡大空襲で焼け残った品々などをモチーフにした作品を制作し、「個人の苦難の記憶」(テラコッタ28点、ドローイング32点、一部は地元の美術作家や学生が制作)を完成させた。

『個人の苦難の記憶』制作風景
『個人の苦難の記憶』制作風景
『個人の苦難の記憶』制作風景
『個人の苦難の記憶』制作風景
『個人の苦難の記憶』制作風景
『個人の苦難の記憶』制作風景
『個人の苦難の記憶』制作風景

ワークショップ

「今津の風景を作ろう」(6/9)
家や草、海、雲、蝶々などが彫られた手作りのスタンプを用いて、陶板に今津の風景を描写したレ
リーフを制作。
今津特別支援学校中等部の生徒24人(今津特別支援学校)
「テラコッタのワークショップ」(6/30)
サラットの指導のもと、亡くなった人の思い出の品々を粘土でかたどった。
九州産業大学芸術学部の学生12人(九州産業大学)

「今津の風景を作ろう」(6/9)
「今津の風景を作ろう」(6/9)
「今津の風景を作ろう」(6/9)
「テラコッタのワークショップ」(6/30)
「テラコッタのワークショップ」(6/30)

トーク

「アーティスト・トーク」(8/5)
「第7回アーティスト・イン・レジデンスの成果展パート1」の開会式後、福岡で制作した作品『個人
の苦難の記憶』について語った。
一般参加者80人(交流ギャラリー)

「アーティスト・トーク」(8/5)
「アーティスト・トーク」(8/5)

展覧会

「第7回アーティスト・イン・レジデンスの成果展パート1」(8/5~8/20)
滞在制作した作品『個人の苦難の記憶』(オブジェ28点、ドローイング32点)とワークショップで
子どもたちが作った陶板を、交流ギャラリーで展示した。

滞在制作作品『個人の苦難の記憶―組織的な暴力に直面した人々の記念碑 (“Memories of individualʼs suffering” as memorials in the face of organized violence)』
滞在制作作品『個人の苦難の記憶―組織的な暴力に直面した人々の記念碑 (“Memories of individualʼs suffering” as memorials in the face of organized violence)』
滞在制作作品『個人の苦難の記憶―組織的な暴力に直面した人々の記念碑 (“Memories of individualʼs suffering” as memorials in the face of organized violence)』