日本

花田智浩 Hanada Tomohiro

2023年度 招へい

1986年生まれ、福岡県飯塚市在住
2016年 ベルリン写真専門学校 (Neue Schule für Fotografie Berlin) 卒業
2020年 個展「Today is a better day」(Libris Kobaco、福岡)
2022年 「現実47」(大分県立美術館)
2022年 「Rotterdam Photo festival 2022」(ロッテルダム、オランダ など)


[招へい] 2024年1月10日〜2024年3月9日
花田智浩公式ウェブサイト

これまでの活動と、福岡での予定について

大村美容ファッション専門学校を卒業後、ニューヨークへ渡る。ファッション・デザイナーのアシスタントを経験後、ロンドンにてファッションスタイリストとして活動する。2015年、ベルリン写真専門学校(Neue Schule für Fotografie Berlin)入学。卒業後より、フリーランス・フォトグラファーとしてベルリンを拠点に活動。
写真をツールとして、目に見えるものの中にある見えないものを映し出し、再構築することに取り組んでいるビジュアルアーティスト。生活ルーテインによって引き起こされる思考の停止に疑問を投げかけ、日常生活の中で見過ごされているものに光を当てることを目的として活動。福岡でのレジデンスでは、芸術大学や福岡市民の力を借りながら新しい福岡の都市風景をテーマに作品を制作予定。このほか、滞在中にはコラージュ作品、製本制作ワークショップを計画中。

「Abstract Architecture」2022年
「Car Reflection」2018年
「Distance Between Us」2020年
「Your city is Yours」2021年
「間-MA」2019年
「跡-Ato」2023年

第21回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 都市の現象学―いったい何が私たちの未来をこれほど不確かで、魅力あるものにしているのか?

《都市の横顔 》2024年 撮影:川﨑一徳
《都市の横顔》2024年 撮影:川﨑一徳
《都市の横顔 》2024年 撮影:川﨑一徳
《都市の横顔》2024年 撮影:川﨑一徳
ワークショップ作品《写真を使って自分だけの風景をつくろう!》(福岡市立名島小学校) 撮影:川﨑一徳
ワークショップ作品《写真を使って自分だけの風景をつくろう!》(福岡市立名島小学校) 撮影:川﨑一徳

交流日記

3月2日 クロージング・トーク(福岡アジア美術館 交流ギャラリー)

滞在制作作品《都市の横顔》の前で作品解説を行った。同じ第Ⅲ期レジデンスアーティストのチュ・メイタオ氏、川辺ナホ氏から質問も交えトークを行った。

2月23日 オープニング・トーク
(Artist Cafe Fukuokaグランド・スタジオ)

印刷した写真が飾ってある白い壁は建物にみたて、写真は建物の側面を表していることを語った。チュ・メイタオ氏の作品《次へ》に向かって進み、振り返ると全ての写真が見えるようにしたかったと語った。今回の滞在で1万枚の写真を撮影し、都市の複雑さに触れ天神の風景について見方が広くなったことを語った。

2月23日~3月3日 第21回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 「都市の現象学―いったい何が私たちの未来をこれほど不確かで、魅力あるものにしているのか?」
(福岡アジア美術館 交流ギャラリー)

滞在制作作品《都市の横顔》27枚組、2月8日開催ワークショップ「写真を使って自分だけの風景をつくろう!」に参加した福岡市立名島小学校児童約40人のコラージュ作品を展示。

2月23日~3月3日 第21回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 「都市の現象学―いったい何が私たちの未来をこれほど不確かで、魅力あるものにしているのか?」
(Artist Cafe Fukuokaグランド・スタジオ)

滞在制作作品《都市の横顔》18枚組を展示。

2月16日 写真の印刷
(九州産業大学造形短期大学)

展示する写真の印刷のために九州産業大学造形短期大学部のシム・ウヒョン先生を訪問。リサーチ等で撮影した写真を、展示プランをもとに大きなサイズに引き伸ばし印刷するための機材をお借りし、プリント作業を行う。

2月8日 ワークショップ「写真を使って自分だけの風景をつくろう!」
(福岡市立名島小学校)

コラージュのデモンストレーションをした後、名島小学校の児童が事前に撮影していた10枚の写真から写真のベースになる写真を1枚選び、続けて他の写真を切り抜いて、貼り重ねていくワークショップを行った。

1月24日 九州産業大学・九州産業大学 造形短期大学訪問

九州産業大学 造形短期大学のシム・ウヒョン先生に大学内にあるプリンターや暗室などの写真関連設備を案内していただいた。その後、芸術学部のロバート・プラット教授にも対面した。

1月21日 キックオフ・トーク チュ・メイタオ×川辺ナホ×花田智浩
(Artist Cafe Fukuoka コミュニティー・スペース)

ファッション専門学校卒業後ニューヨーク、ロンドン、ベルリンで活動してきたことを話した後、2016~2023年の過去の写真作品について語った。天神ビックバン起こった後を作品にできたらと今後の展望を語った。

1月19日 別府訪問

花田智浩氏は大分県別府市にある清島アパートの滞在アーティストでもあり、Ⅲ期アーティスト3名は「清島アパート2023活動成果展」を見に別府を訪問する。清島アパートを運営するBEPPU PROJECTのオフィスも訪問し別府や国東半島で見ることが出来る作品の話を伺う。

1月13日 ものづくり総合施設訪問

第Ⅲ期レジデンス作家3人揃って博多駅前にあるものづくりのための複合施設「Revo Labo base」を訪問。レーザープリンター、UVプリンター、ガーメントプリンター、工業用ミシンなど施設内にある機材などをご紹介いただいた。

1月11日 Artist Cafe Fukuoka入り

福岡アジア美術館であじびの学芸員とコーディネーターを交えたガイダンスを終えた後、第Ⅲ期レジデンス作家3人揃ってArtist Cafe Fukuokaの施設内を見学。