山本聖子 Yamamoto Seiko

1981年生まれ、福岡市在住
2021年 現代美術の展望「VOCA展2021-新しい平面の作家たち-」(上野の森美術館、東京)
2020年 「黒の先に落ちた赤ー『おやすみ。いい天気だね。』」(駁二大義區・漾藝廊、高雄、台湾)
2011年 「六甲ミーツ・アート芸術散歩2011」公募大賞受賞
2011年 「Tokyo Midtown Award 2011」 アートコンペグランプリ受賞
[招へい] 2023年7月4日〜2023年9月27日
山本聖子公式ウェブサイト
山本聖子公式インスタグラム
プロフィール:これまでの活動と、福岡での予定について
自身が育った均質的なニュータウンの空気や、そこでの身体の在り方への違和感を制作の出発点にしている。近年はそれをレジデンスなどで訪れた他の都市へと展開し、そこの場所や人の生活を、参与観察などを通じて「気配の色」として捉え、映像、インスタレーション、彫刻など様々なメディアで制作している。
福岡では、学生時代から扱ってきた鉄や、自身の「団地で育った身体」に大きな影響を与えたと考える「明治以降の産業近代化」に関連する場所や資料をリサーチし、人間の身体が時代とともにどのように扱われ変容してきたのか、そして変容していくのかを問う映像インスタレーション作品を発表予定である。
交流日記

7月28日 団地の撮影
作品制作のための県内公営団地の撮影を行った。そこに現在お住まいの 方や以前住んでいらっしゃった方にお話しを伺った。

7月23日 キックオフ・トーク:ジン・チェ&トーマス・シャイン×清水美帆×山本聖子
(Artist Cafe Fukuoka スタジオ)
自身の育ったニュータウンやレジデンスで訪れた都市の「気配の色」をテーマにした映像・インスタレーション作品について語った。

7月15日 北九州市立文学館でリサーチ
八幡製鉄所で働いていた方々が綴った同人誌のリサーチで北九州市立文学館を訪問。

7月13日 ワークショップ「Color diary-ある1日-」
(福岡アジア美術館)
精華学園高等学校福岡東校の生徒に生まれ育ってきた背景や過去の滞在制作で感じたことなどを説明した。その後、自分の一日の暮らしを振り返りながら、その出来事を色に置き換えてカードに描き、最後にそれをコラージュするワークショップを行った。

7月7日 団地解体現場のリサーチ
約50年の役目を終えた団地の解体現場を訪問し取材を行った。作品に使う廃材を提供していただいた。

7月3日 スタジオ入り
(Artist Cafe Fukuoka スタジオ)
制作を行うスタジオをはじめ、Artist Cafe Fukuoka 内を見学。
その後、学芸員とコーディネーターを交えたガイダンスを行い、リサーチと制作プランの進捗共有をした。