ジン・チェ&トーマス・シャイン(チェ+シャイン・アーキテクツ) Jin Choi and Thomas Shine of Choi + Shine Architects
2003年設立、アムステルダム在住
2022年 「EUグローバル・ゲイトウェイ」 ルーマニア、エストニア、イタリア、スペイン、デンマーク、ドイツを含むヨーロッパ各国に巡回
2021年 「Non-/HumanAssemblages」釜山シー・アート・フェスティバル、(韓国)
2018年 「コモンウェルス・ゲームズ2018」フェスティバル2018ゴールドコースト(オーストラリア・クイーンズランド州)
2017年 「第20回イスラミック・アート・フェスティバル」シャルジャ美術館(アラブ首長国連邦)
[招へい] 2023年7月18日〜2023年9月18日
ジン・チェ&トーマス・シャイン(チェ+シャイン・アーキテクツ)公式ウェブサイト
プロフィール:これまでの活動と、福岡での予定について
人型の電波塔による大型インスタレーション「The Land of Giants(巨人たちが暮らす場所)」をアイスランドのプロジェクトで発表し、数々の国際的な賞を受賞。これにより、平凡なインフラ設備を風景の中に佇むアートに変換させようとした。近年は、地域住民と共同制作したレースを組み合わせ、緻密に模様がデザインされた大がかりなパブリック・アートを制作。さまざまな公共空間へ詩的な意味をもって介入し、新たな解釈の提示を試みている。
福岡での新作は、この地域や文化を調査し、地元のボランティアたちと一緒に制作予定。ひとつの目標にむかって共に仕事をすることが、見知らぬ人とのつながりを深め、強い共同体の精神を育むと考え、本プロジェクトが、コミュニティ・アートの真の意味でのすばらしさを体現し、パブリック・アートの社会的使命を示すことを目指す。場所を理解する力、そして熟慮を重ね周囲の環境と響き合う作品を生みだすといった、作品を作り上げるまでの過程を重要視することを強みに、福岡での新作に取り組む。
第19回アーティスト・イン・レジデンスの成果展 ダイアローグ――交信する身体
交流日記
9月17日 成果展関連イベント「ギャラリー・トーク:山本聖子×清水美帆×ジン・チェ&トーマス・シャイン」
(Artist Cafe Fukuoka, Grand Studio)
協力してくれた多くのサポーターに感謝を述べた。また来場者によって作品の水面が変容していくように、私たち一人一人が変化を起こす力を持っていることについて語った。
9月16日〜10月22日 「第19回アーティスト・イン・レジデンスの成果展 ダイアローグ――交信する身体」
(Artist Cafe Fukuoka, Grand Studio)
旧体育館の床に水を張って、大型の滞在制作作品《Power of One 明鏡止水》を展示した。
撮影:川﨑一徳
9月12日 別府訪問
別府で竹細工をリサーチ。竹細工伝統産業会館を見学後、竹細工体験をした。200種類以上あると言われている竹細工の編み方の中から、六ツ目編みを竹工芸家の近藤雅代氏に習った。
9月3日 ワークショップ終盤
サポーターによって編み上がった100以上のパーツが次々と繋ぎ合わされ、次第に作品全体が形作られてきた。
8月26日 パーツをつなぎ合わせる作業開始
レースの編み込みから、出来上がったそれぞれのパーツを繋ぎ合わせる作業に移った。場所もギャラリーから、展示場所となる旧体育館に移動した。
8月11日 ワークショップ中盤
ワークショップが開始して11日目。一日あたりサポーター約30人が参加して黙々と編む作業を行った。
8月1日 太宰府天満宮を訪問
九州国立博物館の常設展を見学した後、Ⅰ期レジデンス・アーティストの清水美帆さんも合流し、太宰府天満宮境内の建造物や宝物殿の展示室を太宰府天満宮文化研究所のアンダーソン依里氏に案内していただいた。
7月27日 ワークショップ開始
かぎ針で太さ3mmのロープを編み込んでいくワークショップを行う。あじびボランティアスタッフ、一般サポーターが参加した。
7月23日 キックオフ・トーク:ジン・チェ&トーマス・シャイン×清水美帆×山本聖子
(Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース)
過去のパブリック・アートや日本の伝統的なシンボルを調査しレースのパターンを制作していることなどを話した。編み物ワークショップの参加者も呼びかけた。
7月20日 Artist Cafe Fukuoka入り
滞在制作作品の展示会場となる旧体育館を見学したり、作品の候補素材を確認した。