美術作家 ブータン

ペマ・ツェリン Pema Tshering

2014年度 招へい

1985年、ティンプーに生まれる。


[招へい] 2014年9月11日〜2014年10月20日
ペマ・ツェリン公式ウェブサイト

作品制作

 ペマの交流プログラムは、ペマが書き下ろした「Lama」という原作をもとに福岡のマンガ家が作画してマンガを制作するというものだった。「Lama」は僧侶という意味で、ブータンの首都であるティンプーの名の由来になったティンプー谷の守護者になる僧侶、ツェテンの少年時代の物語だ。作画したのは九州造形短期大学の研究生、清原幸美さん。同大学の森下慎也講師のアドバイスを受けながら、フルデジタルで制作した。最初のミーティングで、ペマが物語や登場人物、衣服、物語の舞台になる寺院などをコンピュータの画像を見せ、手描きして事細かく説明した。当初は30ページを想定していたが、時間的な制約もあり10ページにまとめることになった。毎週、清原さんは描き終えたばかりの作画を持参し、ペマは少年が着ているゴ(ブータンの民族衣装)の着こなし、寺院の構造、雲や炎など細かな描き方をチェックし、赤ペンで修正していった。こうして日本とブータン初の共作マンガは完成した。

福岡のマンガ家との共同制作

ぺマが書き下ろした原作をもとにマンガを学ぶ清原幸美さんが作画して、 日本とブータン初の共作マンガを仕上げた。

福岡在住のマンガ家 うえやまとちスタジオを訪問

「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2014」での上映

「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2014」でペマと デチェン・ロデルのFT5出品作品4本を上映した。

ワークショップ

●9月24日
「ブータンの物語をもとにした絵画制作」
参加者:屋形原特別支援学校 中学部、小学部生徒 5名
場 所:屋形原特別支援学校

トーク

●10月19日
アーティスト・トーク
参加者:一般68名
場 所:あじびホール

地域交流イベント

●10月18日 
「博多リバレイン灯明」 
場 所:博多リバレイン フェスタスクエア