研究者
ラオス
カンハ・シクナウォン Kanha Sikounnavong
2004年度
招へい
1957年、ラオスに生まれる。ビエンチャンにある国立美術学校を卒業後、ブルガリアの芸術アカデミーで修士号を取得。現在は、ラオス情報文化省美術部に勤務。
[招へい] 2004年9月7日〜2004年12月7日
交流活動
日本の近代美術史全般について研究したほか、アニメーションにも強い関心を持った。また、「第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005」に参加するラオス作家の調査に協力したり、親子を対象にしたワークショップではラオスの伝統的な竹製ロケットを制作し、ラオスの文化の紹介に努めた。
活動スケジュール
9月7日
台風のため9時間遅れで福岡に到着。
9月8日
滞在中の活動内容について協議する。日本の近代美術史の研究方法について話し合う。
9月18日
ボランティア・スタッフに滞在中の活動予定を説明する。
9月27日
九州大学の名方陽子さんの協力で、日本近代美術史の勉強会を始める。
10月15日
福岡市美術館を訪問し、日本の近現代美術作品を調査する。近代美術では岡田三郎助の肖像画や吉田博の水彩画、現代美術では戸谷成雄の彫刻作品に関心を抱いた。
10月28日
国民文化祭開会の前日に福岡アジア美術館をご訪問された皇太子殿下に、当館の所蔵品である自身の絵画作品「タット・ルアンのロケット祭り」について説明する。
11月4~8日
東京へ調査旅行。東京国立近代美術館などを訪問。
11月28日
ワークショップ「親子でチャレンジ ラオスの竹製ロケットを作ろう!」をおこなう。ラオスのロケット祭で使う竹製ロケットのミニチュアを制作するとともに、ラオスの文化について紹介。(参加者18人)
12月3日
ワークショップで制作した竹製ロケットや記録写真などを彫刻ラウンジに展示する。
12月7日
帰国。