ケリー・ウェン(温佩瑛) Kelly Wen
1974年生まれ。台湾国立大学を卒業後、アメリカのオレゴン大学で美術・行政の修士号を取得。その後、台湾の帝門芸術教育基金会と台北市立美術館に勤務し、2002年までは台北当代美術館でアシスタント・キュレーターを務めた。
[招へい] 2003年6月9日〜2003年9月6日
交流活動
日本の美術館・博物館運営の現状と民間支援について研究するため、建設準備が進められている九州国立博物館を中心に調査。数多くの関係者にインタビューした。また、その滞在研究報告と台湾における芸術文化行政の現状報告を兼ね、「変わりゆく芸術文化行政-台湾と日本の試み-」を開催した。
活動スケジュール
6月9日
福岡に到着。
6月10日
滞在中の調査・研究内容について協議する。
6月14日
共同アトリエ3号倉庫を訪問。
6月19日
ボランティア・スタッフに活動予定を説明するが、台風6号の影響で参加者は少人数だった。
6月20日
ボランティア・スタッフとともに福岡市美術館と福岡市博物館を訪問。
6月24日
アジア美術館で国立新美術館設立準備室の西田佳二氏、本橋弥生氏にインタビューする。
6月26日
九州産業大学美術館の緒方泉氏に九州国立博物館についてインタビューする。
7月3日
アジア美術館の博物館実習生たちに、海外の美術館マネージメントについて講義する。
7月4日
久留米市の石橋美術館を訪問し、事務部長の郷原耕亮氏、石橋財団常務理事の中山暁氏に美術館運営についてインタビューする。
7月9日
九州国立博物館設置促進財団を訪問し、前田利輔事務局長にインタビューする。
7月11日
太宰府市にある九州国立博物館を支援する会の有吉林之助会長にインタビューする。
7月15日
早朝、博多祇園山笠追山を見物する。
7月22日~26日
東京へ調査旅行。九州国立博物館準備室、企業メセナ協議会などを訪問し、日本の芸術文化政策の現状を調査する。
7月29日
九州国立博物館の設立準備に携わってきた西南学院大学の高倉洋彰教授にインタビューする。
8月30日
あじびホールで滞在研究報告「変わりゆく文化芸術行政-台湾と日本の試み-」を開催。
8月31日~9月2日
新潟に旅行し、「越後妻有アートトリエンナーレ2003」を見る。
9月6日
帰国。