ジャカパン・ヴィラシニークン Jakapan Vilasineekul
1964年生まれ。タイのシラパコーン大学美術学部からドイツのカールスルーエ国立美術大学に進み、現在はシラパコーン大学美術学部彫刻科で教えている。
[招へい] 2003年5月15日〜2003年8月17日
交流活動
福岡市内の様々な場所へ赴き、使われなくなったマンホールや自転車、太鼓、理容院のサインポールなどを見つけては、それらを組み合わせていくつもの立体作品を制作した。また、小・中学生を対象にしたワークショップを2回開催したり、「アジアフォーカス 福岡映画祭2003」のポスター用に新たな立体作品を制作するなど、精力的に活動した。
活動スケジュール
5月15日
福岡に到着。滞在中の制作プランや中学生とおこなうワークショップなどについて協議する。
5月22日
「アジアフォーカス 福岡映画祭2003」のためのポスター制作について映画祭スタッフと協議する。
5月23日
街を歩き回り、作品の構想を練り、マンホールの表面を鉛筆で紙に写し取り始める。
5月25日
マンホールや自転車、理容院のサインポールなどを使ったインスタレーションを制作することにする。
5月26日
「アジアフォーカス 福岡映画祭2003」のためのポスター制作のために立体作品を作ることにする。
5月27日
制作に必要な素材を集めるため、廃校になった小学校に出かける。
5月30日
中間市立中間南中学校1年生11人を対象に、交流スタジオでワークショップを実施。参加者たちは強力粉を使ってレリーフ作品を作ったり、飴細工に挑戦した。
5月31日
ボランティア・スタッフに活動内容を説明する。
6月3日
ポスター用の立体作品が完成する。
6月4日
九州鴻池(株)を訪問し、中古のサインポールを借りる相談をする。
6月5日
再び小学校へ行き、使われなくなった太鼓やおはじきなどを持ち帰る。
6月9日
マンホールを提供してもらうために、福岡市中央区役所へ行く。ポスター用に制作した立体作品の撮影に立ち会う。
6月11日
引き取り手のない放置自転車をもらいに、福岡市西区役所へ行く。
6月14日
共同アトリエ3号倉庫を訪問する。
6月30日
福岡市の広報テレビ番組「みんなのふくおか」に出演する。博多区祇園町周辺で収録。
7月12日
福岡市郊外にあるRS75m Galleryで開催されたミーティング・キャラバンに参加。
7月15日
早朝、博多祇園山笠追山を見物する。
7月19日
ワークショップ「身のまわりの物で作品を作ろう!」をあじびホールで開催。「福岡の街にあるもの」をテーマに、小学生と保護者24人が日用品などを持ち寄って作品作りに取り組んだ。
8月9日
「第5回アーティスト・イン・レジデンスの成果展 パート1」を交流ギャラリーで開催し、ギャラリー・トークもおこなった。
8月17日
帰国。