進藤冬華 Shindo Fuyuka
札幌市生まれ、札幌市在住。
2024年 「第7回Chongwon彫刻ビエンナーレ2024:silent apple」Seongsan Art Hall(昌原市、韓国)
2023年 「昨日の名残 明日の気配」札幌芸術の森美術館(札幌)
2022年 「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館(東京)
2019年 「進藤冬華 移住の子」モエレ沼公園(札幌)
2016年 アジアン・カルチュラル・カウンシル2016 ニューヨーク・フェローシップ
ポートレート撮影:伊藤留美子
[招へい] 2025年10月14日〜2025年12月22日
進藤冬華公式ウェブサイト
これまでの活動
これまで拠点である北海道の歴史や文化に関わる作品を数多く制作し、近隣地域の文化的繋がりや近代の北海道を起点とした世界のからくりを見つめてきた。またその過程におけるフィールドや資料を通じたリサーチは、近年のサイトスペシフィックな活動、また記録や記憶への興味に繋がっている。
今回の滞在では、近代に入り、福岡から北海道に入植した移住者たちのリサーチをもとに制作活動を展開する。
交流日記
11日11日 福岡城をめぐるツアー
福岡市観光ボランティア案内のもと、福岡城の歴史展示や移築された城門、かつて海上防御を担った櫓跡、復元された潮見櫓などを巡りながら、城の構造や機能、歴史的背景を学んだ。
11月8日 オープン・スタジオ(Artist Cafe Fukuoka)
福岡から北海道に移った人々の資料や炭鉱に関する資料のコピーを並べ、自由に絵やコラージュを制作してもらうワークショップをおこなった。参加者と福岡と北海道の特徴についてや、滞在作品制作について語り合った。
11月8日 アーティスト・トーク(Artist Cafe Fukuoka)
過去作品の紹介や現在リサーチしている福岡から北海道に移った人々や大濠公園周辺の変遷を古地図などの資料を使って説明をした。質問コーナーではアイデンティティーについて来場者に尋ね、制作をしていくうえで自分が見てきた歴史とは違う視点や見え方を知っていきたいと語った
11月1日 レジンデンス交流会
案内・解説ボランティアによる『福岡アジア美術館 ベストコレクションⅢ 変革の時代、新たなる自画像』のギャラリーツアーの後、会議室で交流会をおこなった。
10月26日 糸島市訪問
国際芸術祭「糸島芸農」を観に福岡県糸島市を訪問。アーティスト・トークや稲荷山での観察散歩、Studio Kuraでの張君慈(台湾)によるパフォーマンス、そして海辺で行われたゲームポエム「文化のためのエクササイズ」など、さまざまなプログラムを巡った。
10月16日 ミーティング&スタジオ訪問 (Artist Cafe Fukuoka)
ミーティングでは学芸員とコーディネーターにこれまでの活動を紹介し、福岡でのプランやリサーチの方向性を共有した。その後、九州大学芸術工学部の結城 円先生が、留学生とともにスタジオを訪問。自身の活動や今後の展開についてプレゼンテーションをおこなった。