2025 招へい インド

アルピタ・アカンダ Arpita Akhanda

2025年度 招へい

1992年インド・カタック生まれ、西ベンガル州シャンティニケータン在住

2025年「Jester Days」 Jester(ヘンク、ベルギー)
2025年 オープンスタジオ「Weaving water ― 水を織る」京都芸術センター(京都)
2025年「Dialogues Across Time: Indian Contemporary and Folk Art」 インド博物館(コルカタ、インド)
2025年 「The 2025 Sovereign Asian Art Prize」グランプリ受賞(香港)
2024年 「Paanch, Cinci, Fünf, Wǔ, Cinque」Galerie Russi Klenner (ベルリン、ドイツ)


[招へい] 2026年1月13日〜2026年3月25日
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これまでの活動

紙織りという技法や写真、パフォーマンス、インスタレーション、ドローイングやビデオなどを用いて、記憶を保管するための身体、あるいは記憶を再構築する場としての身体について探求してきたアーティスト。特に紙織り作品では、受け継がれた過去の記憶と現在の経験を織り合わせ、アイデンティティや強制移住、消去されるものについて吟味してきた。そうして紡がれた表現からは、失われ、沈黙させられ、その場所から排除されてきた物語が想起させられるだろう。
福岡では、移民や文化交流の歴史を包み込む福岡の川に着目し、水と記憶の関係についてリサーチする。川辺の風景や個人の物語を織り込みながら、複数の土地、歴史、集合的記憶をまたぐ作品を制作する予定。

第25回 福岡アジア美術館 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 記憶の手ざわり:世界をつなぎとめるために

《はざまⅠ》2026年 撮影:長野聡史
《はざまⅠ》2026年 撮影:長野聡史
《はざまⅠ》2026年 撮影:長野聡史
《はざまⅠ》2026年 撮影:長野聡史
《はざまⅠ》2026年 撮影:長野聡史
《はざまⅠ》2026年 撮影:長野聡史
《はざまⅡ》2026年 撮影:長野聡史

交流日記

3月20日 アーティスト・トーク(Artist Cafe Fukuoka)

滞在制作品の前で福岡でのリサーチ・作品制作、パフォーマンスついて語った後、コミュニティ・スペースに移動しレジデンス作家4人そろって今回のレジデンス全体について話した。

3月20日 パフォーマンス《時を包む》

御笠川から拾ってきた石を洗い、福岡市の地図がプリントされた布で包み、スタジオの壁の棚に置くというパフォーマンスをおこなった。

3月20日 第25回 アーティスト・イン・レジデンスの成果展 記憶の手ざわり 世界をつなぎとめるために(Artist Cafe Fukuoka)

《はざまⅠ》《はざまⅡ》を展示した。撮影:長野聡史

3月18日 展示作業

織りの工程を終え、6点の織り作品が均等に吊り下がるように古賀義浩氏協力のもと展示作業をおこなった。

2月28日 作品制作

横糸には日々の出会いをたどり、縦糸にはまちを流れる水域を表現しながら、織りの作業をおこなった。

2月18日 作品制作

2月12日からアジア美術館で竹和紙に印刷作業、18日からスタジオで和紙のカット、織りの工程へと進んだ。

2月4日 久留米絣・掛川織のリサーチ(広川町・大木町)

久留米絣の製造・販売を行う織元・坂田織物を訪問し、生産工程を見学。インドのイカット(IKAT)との多くの共通点を見出し、強い関心を持って話を伺った。次に、老舗インテリアメーカーであるイケヒコ・コーポレーションを訪問。伝統的な掛川織に新たな表現を掛け合わせた畳作品などを鑑賞した。最後に、福岡県のい草・畳産業の歴史を今に伝える福岡県い業会館で、作り手の方々に話を伺った。

2月3日 八女市再訪問

八女提灯の火袋メーカーであるシラキ工芸、1815年創業の老舗提灯店・伊藤権次郎商店、そして100年以上の歴史を持つ松尾和紙工房などを訪問し、主に八女の和紙に焦点を当てたリサーチをおこなった。

2月1日 八女市訪問

八女伝統工芸館で手漉き和紙の体験をした後、古民芸を扱う「花ごよみ」を訪問。店主・峰松氏に倉庫をご案内いただき、大正期から昭和初期にかけての扉の変遷について話を伺った。
「ギャラリー Ki to Te」では和紙の繊細な表現を活かした多様な作品を鑑賞。
松尾和紙工房で豊富な和紙に触れながら、大きな刺激を受けた。最後に、九州芸文館で旧上庄小レジデンスプログラムの成果展を鑑賞。2025年度のアーティストであるイケナナ氏、花田智浩氏と対面した。

1月31日 キックオフ・トーク(Artist Cafe Fukuoka)

分離独立を経験した家族の歴史、記憶を紙織りという技法で表現してきたこと、過去に参加したレジデンスについて説明した。今回のレジデンスでは福岡独自の伝統的な柄ををリサーチして作品に取り入れていきたいと語った。

1月29日 博多座の見学

普段は立ち入ることのできない舞台下の空間「奈落」や、転換を支える「舞台袖」、楽屋など、劇場の裏側を中心に見学し、最後に約1500席を有する客席に移動し、どの席からも観やすい3層構造を体感した。

1月28日 博多寺社巡りツアー

ボランティアガイドの方に特別なツアーを組んでいただき、博多千年門、承天寺、東長寺、龍宮寺、櫛田神社を巡った。

1月23日 博多織DC(博多織技能開発養成学校)訪問

博多織手機技能修士の宮嶋美紀氏にご案内いただき、博多織の歴史や現在に至るまでの伝統についてお話を伺った。実際の織機や図案、意匠などを見せていただき、博多織がどのように生まれていくのかを学ぶ機会となった。

1月20日 博多の文化リサーチ

「博多町家」ふるさと館および博多織工芸館、壱岐神社を訪れた。博多織工芸館では約780年の歴史を持つ博多織について学び、織り体験に挑戦した。

1月14日 初回ミーティング
(Artist Cafe Fukuoka)

13日に福岡に到着し、14日にArtist Cafe Fukuokaで滞在制作について話し合いをおこなった。