第19回アーティスト・イン・レジデンスの成果展
ダイアローグ――交信する身体
- 期間
- 2023年9月16日 (土) 〜 2023年10月22日 (日)
- 会場
山本聖子/清水美帆
・Artist Cafe Fukuoka内 スタジオ/ギャラリー (中央区城内2-5)
9/16土-9/24日11:00-17:00 ※9/19火は休館
・福岡アジア美術館 7階 アートカフェ/ロビー
(博多区下川端町3-1)
9/16土-10/22日9:30-19:30(金曜・土曜は20:00まで)
※水曜休館
ジン・チェ&トーマス・シャイン〔チェ+シャイン・アーキテクツ〕
・Artist Cafe Fukuoka体育館(中央区城内2-5)
9/16土-10/22日の金土日祝、11:00-17:00
(9/16-18, 9/22-24, 9/29-10/1, 10/6-9, 10/13-15,10/20-22)
2023年度の福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス事業(第Ⅰ期)には、山本聖子(福岡)、清水美帆(東京)、ジン・チェ&トーマス・シャイン[チェ+シャイン・アーキテクツ](アムステルダム)が参加しました。この3組のアーティストたちは、福岡でのレジデンスのなかでさまざまな場所を行き来し、ここで出会った人々の思いや歴史と交信したり、自分自身と向き合いながらダイアローグ(対話)を深めてきました。本展ではその成果を立体作品や映像を用いたインスタレーションとして発表します。
山本聖子[招へい期間 7/4 – 9/27]
1981年生まれ、福岡市在住。子ども時代を過ごしたニュータウンでの生活や違和感から、表現を立ち上げてきたアーティスト。
滞在制作作品について
産業近代化の中で生まれた画一化されたニュータウンの団地で育った自分の、身体の不自由さについての疑問を、「鉄」というキーワードで繋がる製鉄所や老朽化する団地、さらには昨年生まれた赤子の身体などのイメージを用いながら映像作品化します。
《黒の先に落ちた赤―「おやすみ、いい天気だね」》2020年*参考作品
小芝団地(北九州)での撮影の様子
山本聖子| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
清水美帆[招へい期間 7/10 – 9/27]
東京在住。ライブイベントや映像作品の舞台セット、衣装なども手がけるアーティスト。近年は、夢、人形劇、凧をテーマに地域コミュニティや専門家との交流を重ねた制作を行なっている。
滞在制作作品について
九州にはいくつか特徴的な凧が存在します。壱岐島にある鬼凧、長崎のハタは知られていますが、「福岡の凧」はどんなものだろう。そんなところからスタートしたリサーチは、人との出会いに助けられながら、会話に出てくるエピソードに身を委ねる形でさまざまな方向へ進んでいます。自分の創作にこれらがどのような影響を与えるのか、凧が舞い上がる時と同じように未知数でもあり、楽しみです。
《スクリーン》2020年(Heritage Space主催「Blue Project」)
現地の凧の職人 グェン・バン・クェンと制作した1対の凧*参考作品
八女でのリサーチの様子
清水美帆| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)
ジン・チェ&トーマス・シャイン(チェ+シャイン・アーキテクツ)[招へい期間 7/18 – 9/18]
2003年設立、アムステルダム在住。光を巧みに用いた作品や人型の送電線など、これまで大型のパブリックアートを数多く手掛けてきたアーティスト・ユニット。
滞在制作作品について
福岡の文化的遺産や伝統、習慣を学ぶと同時に、地元の方々と美しいものを共に創り上げることができました。作品制作の過程は、言語や世代の壁を越えて喜びを分かち合い、友情を育むことでもあります。スタジオは笑いとポジティブなエネルギーに溢れています。私たちが現在取り組んでいる創造的活動は、きっと作品そのものよりも長く記憶に残るでしょう。このような素晴らしい機会を与えていただき心から感謝いたします。
《レース》2016年(アムステルダム・ライト・フェスティバルでの展示風景)*参考作品
作品のパーツ制作の様子
会場 | 山本聖子/清水美帆 |
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観覧料 | 入場無料 |
主催 | 福岡アジア美術館 |
問い合わせ | 092-263-1100 |
共催 | 西日本新聞社 |