協力企画展

光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~
テレビ西日本開局65周年記念

期間
2023年6月3日 (土) 〜 2023年7月9日 (日)
会場

7階企画ギャラリー

「ゆるかわふう」によって考案された世界初のオリジナル技法「光彫り」の作品は、建築物の内側に使われる発泡断熱材を使用して制作されます。断熱材の背後から LED 照明を当て、表面を金属ブラシで削ったり、半田ごてやシンナーで溶かしたりして凹凸をつけ、その堀り具合で濃淡を作り、光と陰影を表現します。
壁や床の中に埋め込まれ普段目にすることのない断熱材ですが、東京藝術大学で建築を学んだ「ゆるかわふう」にとっては、建築模型を作るための材料として身近なものでした。ある時、断熱材の背後から白い光を当ててみたところ、浮かび上がった美しく鮮やかな「青」が、趣味のダイビングで魅せられていた「青」に重なりました。絵の具ではできない透明感のある奥行きが表現できるこの画材と技法の発見により、唯一無二の「光彫り」は誕生したのです。さらに昨年より「光彫り」を不透明なアクリルでカバーし、その光のトーンを霞がかかったようにぼかした新シリーズを発表。「光彫り」の探究は続いています。
本展では、高さ約1.8m、幅約5mの大作をはじめ、新シリーズの作品、福岡初出品の新作を含めた約30点を展示します。暗い会場の中で浮かび上がる光。「光彫り」によって描き出された美しく輝く海や空、生き物や風景。画面の中に思わず引きこまれ、一瞬にして心が異空間に導かれるでしょう。
「ゆるかわふう」の創り出す幻想的な光の世界をぜひご堪能ください。

光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~公式サイト(TNCサイト内)


ゆるかわ ふう 作家プロフィール    

発砲断熱材「スタイロフォーム」を使用した世界初のオリジナル技法「光彫り」を考案。絵画でも彫刻でも映像でもない新ジャンルアートのパイオニアとして注目されている。
神奈川県湯河原町を拠点に作品を制作。日本テレビ「ヒルナンデス」、読売テレビ「ミヤネ屋」、
NHK「おはよう日本」、フジテレビ「Live News イット!」「めざましテレビ」など、テレビ出演多数。
YouTube「FNN プライムオンライン」では97 万回視聴を記録。

ゆるかわふう氏制作風景