第2回福岡アジア美術トリエンナーレ2002「語る手 結ぶ手」

期間
2002年3月21日 (木) 〜 2002年6月23日 (日)
会場

全館および美術館周辺

福岡トリエンナーレは、近年、国際的にも注目を集めるアジア現代美術の最新動向を紹介する大規模な国際美術展で、3年に1度開催されます。これは、20年来継続的にアジア美術を紹介してきた福岡市美術館の活動と、同館で開催された「アジア美術展」の先駆的な業績を継承するもので、福岡アジア美術館の開館記念展として1999年に開催した「第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999」(略称:第1回福岡トリエンナーレ)は、「コミュニケーション:希望への回路」というテーマのもと、アジア美術の最前線をダイナミックに紹介し、内外から高い評価を受けました。

「第2回福岡アジア美術トリエンナーレ2002」(略称:第2回福岡トリエンナーレ)は、第1回展の成果をふまえ、さらなる進展を期すために、アジアの21か国・地域から有望な美術作家たちを厳選し、21世紀のアジア美術の方向を見定めることを目指します。また、第1回展同様、多くの作家が福岡に滞在し、美術館の建物を越えて多彩な活動を展開することで、市民を巻き込んだライブでダイナミックな美術交流を繰り広げるべく活動します。

本展のテーマ「語る手 結ぶ手」は、経済先進国に主導された国際社会のなかで見過ごされている、手作りの作品が、その制作過程における共同作業(コラボレーション)を通して、人と人とを結びつける力があることを再認識することで、21世紀の新たな価値基準を提案しようとするものです。