ルー・ヤン(陸揚)

子宮戦士

1984年- 中国

ルー・ヤンは、人間の生物的・肉体的なメカニズムの臨界をテーマに、日本のアニメ文化やサブカルチャーを巧みに取りいれて、非常に高度で緻密な映像作品を制作する新世代のアーティスト。型破りな発想とスケールの大きさは、同世代若手作家でも群を抜いている。『子宮戦士』は、2013年に始まった長期プロジェクトの一つで、子宮の形状が人が手を広げて立った姿と似ていることから誕生したキャラクターによる映像作品。子宮戦士は性の境界を越えた無性のスーパーヒーローで、この矛盾する設定が、性、遺伝、進化など生物の繁殖の法則にたいする疑問を投げかける。『子宮戦士』のプロジェクトは、このアニメーション作品を軸として、その他にコスプレ、マンガ、キャラクター・ブック、ゲームなど多様なメディアに、各専門のクリエイターの協力を得て展開してきており、今後も継続される。(IR)

作品詳細

作品名 子宮戦士
作者名 ルー・ヤン(陸揚)
制作年 2013-2014年
材質/技法 アニメーション(11分20秒)