美術作家 モンゴル

チュルテム・ボルドバータル Chultem Boldbaatar

2003年度 招へい

1955年生まれ。ウランバートル芸術大学を卒業後、モスクワのスリコフ美術学院で修士号と博士号を取得。現在はモンゴル国立大学で芸術学を教えている。


[招へい] 2003年5月19日〜2003年8月12日

交流活動

モンゴルの古代岩壁画にインスピレーションを受けた抽象絵画を制作し、展覧会場に砂と石などを使ったインスタレーションを設置した。また、広くモンゴル文化に親しんでもらおうと、モンゴルに古くから伝わる遊びや文字、音楽などを、ワークショップや美術講座、ライブコンサートなどを通して紹介した。

活動スケジュール

5月19日  
福岡に到着。
5月21日  
滞在中にインスタレーションを制作することやワークショップ、美術講座の実施について協議する。
5月29日  
画材屋でキャンバスや絵の具を調達する。
5月31日  
ボランティア・スタッフに活動内容を説明する。
6月2日   
このころから絵画の制作を始める。
6月14日  
共同アトリエ3号倉庫を訪問する。
7月15日  
博物館実習生やボランティア・スタッフとともに、ワークショップのための予行練習をおこなう。
7月22日  
インスタレーションのための6点の抽象絵画を描き終える。
7月26日  
美術講座「モンゴルの古代岩壁画の魅力」をあじびホールで開催。モンゴルの古代文字について概説したり、モンゴル文字の書を教えた。(受講者65人)
7月27日  
ワークショップ「モンゴルの古代ゲームで遊ぼう!」を彫刻ラウンジで開催。シャガイ(羊のくるぶしの骨)を使った遊びに参加者たちは熱中した。(参加者15人)
8月6日~8日 
交流ギャラリーの床に砂や石を置き、インスタレーションを設置する。
8月9日  
「第5回アーティスト・イン・レジデンスの成果展 パート1」を交流ギャラリーで開催。ギャラリー・トークとともに、ライブ・コンサート「馬頭琴とモンゴルの歌」を実施した。(聴衆140人)
8月12日  
帰国。