シャジア・シカンダー

期間
2022年9月23日 (金) 〜 2022年11月27日 (日)
会場

・福岡アジア美術館 7Fロビー
 9:30-20:00 ※水曜日休館
 
・Artist Cafe Fukuoka(旧舞鶴中) ギャラリー
 11:00-17:00 ※月曜日休館

2022年(第32回)の福岡アジア文化賞・芸術・文化賞を南アジアを代表するパキスタン出身の美術家、シャジア・シカンダー氏が受賞されました。

これを記念し、福岡アジア美術館ではシャジア・シカンダー氏の作品2点を美術館7階・ロビーおよび、旧舞鶴中のArtist Cafe Fukuoka ギャラリーにて展示いたします。

【福岡アジア美術館 7Fロビー展示作品】

《SpiNN》2003年 アニメーション(6分30秒) 福岡アジア美術館所蔵

細密画の革新から出発し国際的な評価を得た作者による初期アニメーション作品。裁判や会議に使われる部屋の中央に座を占めるはずの権力者は不在で、裸の女性たちに占領されている。その髪の部分だけが分離し、鳥や虫の群れのように飛び回りながら空間をかき乱す。題名は図像の回転を表すとともに、アメリカのテレビ局CNNを思わせ、ニュースにひそむ情報操作を皮肉っている。

《混乱の歓び》2016年 アニメーション(10分7秒) 作家所蔵

フィラデルフィア美術館の所蔵の、18世紀インドの写本《愛の薔薇の園》収録の細密画に基づく、同美術館の委嘱制作作品。女性の髪型からとられた黒い形態、羽、花、葉などによって、各場面はかき消されたり、上下方向にフレームが移動することで、王と王子の旅を描く古典的な絵画の完結性は破壊され続ける。

 

【Artist Cafe Fukuoka ギャラリー展示作品】

《視差》2013年 3チャンネルのアニメーション 15分30秒 音楽 ドゥ・ユン

アラブ首長国連邦(UAE)での調査に基づく作品。巨大画面の上下左右への動き、回転する形態、極端なスケールの変化が見る人にめまいを起こさせる。タイトルは、異なる位置から見た対象の見え方が異なる現象をさし、多様な民族・言語・文化が重層的な歴史を生み出してきたこの地域では特権的に固定された視点が不可能であることを暗示する。