現代の東南アジア美術―それぞれの視点

期間
2003年12月18日 (木) 〜 2004年3月7日 (日)
会場

企画ギャラリー

2003年は「日本・ASEAN交流年」とされ、相互の理解と協力関係を深めるため、日本とASEAN諸国の各地で、様々な交流事業が行われています。本展は、その一環として、2002年から2003年にかけてヨーロッパの四都市で開催されたシンガポール美術館企画の「36の思考――現代の東南アジア美術」展をもとに、日本での開催のために再構成したものです。

本展は、ASEAN10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の15作家による絵画、インスタレーション、ビデオ作品など全34点で構成されます。いずれの作品にも、問題意識をもって現代社会や自国の伝統文化を、それぞれの視点で見つめる、作家たちの真摯な態度が現れており、ASEANにおけるアートシーンの活況を見ることができます。この展覧会を通して、多くの市民に、同時代に生きる作家たちの息吹に触れてもらい、日本とASEAN諸国の現代美術の理解の一助となることを願います。