コレクション展

あじび のりもの大図鑑

期間
2010年7月1日 (木) 〜 2010年9月28日 (火)
会場

アジアギャラリーA

ひとは、古くから、移動のために「のりもの」を考えだしてきました。
馬や牛、それらがひく馬車や牛車。砂漠を行きかうらくだ。動物は、もっとも古い「のりもの」だったでしょう。また、ひとがかつぐカゴやコシ、人力車、川を行きかう船なども、長い歴史をもちます。
近代になると、これら古くからの「のりもの」に、大きな変化がやってきます。西洋で発明された蒸気機関は、より遠くにより速く行ける蒸気船や蒸気機関車を生み、ひとびとの生活を大きく変えていきました。そしてやがて、自動車、飛行機が開発され、現在では、ロケットで宇宙へいく時代となっています。

新たに開発された交通機関は、社会の進歩のシンボルとして、また近代化へのあこがれとして、しばしば作品の中に登場します。しかし 一方で、生活の便利さとひきかえに、交通機関によって自然破壊や空 気汚染、そう音などの社会問題もおこり、それに対する反省も作品で語られます。このコーナーでは、主に、この20年間に作られた作品を通して、「のりもの」に対するひとびとの期待や夢を見つけ、社会が抱え込んだ問題を考えていただければと願っています。

また、ファンタジーの中では、子どもはどんな動物ものりこなしています。神話の中でも、神々はそれぞれ専用の動物や植物を「のりもの」にしています。ひとは、動植物を「のりもの」とすることで、自 然を支配しながらも、自然と共存してきたのではないでしょうか。