
三館連携企画 「対決!アジアの肉体派」
- 期間
- 2019年6月27日 (木) 〜 2019年9月24日 (火)
- 会場
アジアギャラリー
福岡にもやってくる「ラグビーワールドカップ2019日本大会」に先駆け、福岡市美術館・博物館と連携した企画展示。筋骨たくましい正統派ボディからムチムチした豊満ボディまで、当館を代表するさまざまな「肉体派」が激突します。
■パワフルな超肉体派
■肉体労働こんがり派
■闘うアバンギャルド派
■ムッチリ派
この他にもいろんな肉体派がいるかもしれません。皆さんも新しい「●●肉体派」を名づけてみませんか。
■パワフルな超肉体派
誰にも負けないスピードとパワーを生み出す超人的なボディ。まさに人間かどうかも怪しい者たちが登場します。サンミンが描く《競争》では、爬虫類人間と猛獣人間がサッカーで勝負。
■闘うアバンギャルド派
決してムキムキではないけれど、いつも無茶なことばかりしている男の闘う肉体。100人の男と相撲をし、18勝82敗と圧倒的に負け続ける男、ハァ・ユンチャン(何雲昌)。リー・ミンシェン(李銘盛)は、戒厳令下の1980年代から台湾のあらゆる規制に立ち向かった小さな巨人。
■肉体労働こんがり派
照りつける太陽、肌をたたく雨と風。毎日の労働で鍛え抜かれた肉体は、決してスポーツジムと日焼けサロンでは作れません。たくさんの荷物をもって段々畑を行く男性の肉体のたくましいこと。
■ムッチリ派
筋肉のうえにプルンとやわらかい脂肪をまとった南アジアで人気のボディ。バングラデシュやパキスタンの人気女優もさることながら、かっこいいポーズで決める映画俳優や男性政治家まで、ムッチリした人が目につきます。
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中国のポスター
中華人民共和国の建国後、共産党の政治的スローガンをわかりやすく民衆に伝えるために、さまざまなポスターが政府主導で制作されました。こうしたポスターは、各地の美術学院で共同制作されたものや、かつての人民公社で手掛けられたものもあり、1950-70年代の中国の美術状況を知るうえで大変貴重です。
※人民公社:1958年の大躍進運動以降に導入された行政の末端組織。農村における集団生産・集団生活を中心に、工業、商業等の経済活動のみならず、教育、軍事の機能を営んだ。
バングラディシュの映画ポスター
バングラデシュ(当時は英領インド)では、1930年代から映画館が開設され、90年代には約750館が興行し全盛期を迎えました。その広報メディアとして、イギリス植民地支配後の1950年代からは、映画看板屋が手描きで大きなバナーなどを描いていました。その後、80年代からは次第に俳優の写真を合成した印刷ポスターへと移り変わり、市内各所の壁面にも連貼りされるようになりました。
会場 | アジアギャラリー |
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観覧料 | 一般200円(150円) 高校・大学生150円(100円) 中学生以下無料 |
主催 | 福岡アジア美術館 |
問い合わせ | Tel:092-263-1100 |