第14回アーティスト・イン・レジデンスの成果展パート2
- 期間
- 2015年11月21日 (土) 〜 2015年12月7日 (月)
- 会場
交流ギャラリー
福岡アジア美術館では、アジアの各国・地域からアーティストを招聘し、滞在制作やワークショップなどをとおして様々な美術交流をおこなう「レジデンス・プログラム」を実施していています。本年度第2期のレジデンス・プログラムとして滞在制作をおこなった、ジュジュ・ユ(韓国)とチュンリン・ジョリーン・モク(香港)の二人のアーティストの成果を展示いたします。
オープニングイベント
11月21日(土)
10:00 ~ チュンリン・ジョリーン・モク:映像作品特別上映(あじびホール)、アーティスト・トーク
11:00 ~ ジュジュ・ユ:アーティスト・トーク
チュンリン・ジョリーン・モク
1984年 香港生まれ
2007年 香港市立大学クリエイティブメディア学科卒業
2013年 米国、デューク大学実験ドキュメンタリー芸術学科修了
香港在住
世界各地で、人々の日常を題材にした、実験的なドキュメンタリーを制作する映像作家。福岡では、毎日午前と午後に撮影を行なって二つのプロジェクトを完成させた。午前のプロジェクトとして、地元の川端商店街の16店舗を撮影した映像作品≪店を見る≫。午後のプロジェクトとして、福岡市民の憩いの場となっているアクロス福岡のステップガーデンを福岡市役所庁舎から20日間定点撮影した映像インスタレーション≪shiawase no oka(幸せの丘)≫を制作した。
作家の言葉
福岡での 70日間のために設定した私の使命とは、できる限り見ること、というきわ めて単純なものだ。「できる限り見る」とは、「できる限り多くの場所」を意味「しない」。 私は福岡には仕事のため、正確には新作を制作するために来ており、ブラブラする時間 は基本的にない。少々書き添えるなら私が行った最も遠い場所は、中学校でのワーク ショップをおこなった春日市である。 「できる限り見ること」とは、できる限り決定的な瞬間を目撃することを意味する。私 の使命とは、まさにここ、この場所で現在進行中の日常をのぞき込むことを通して、最 もムズムズする要素を、自ら見つけ出すことだった。そこで、私は午前プロジェクトと 午後プロジェクトという、2つのプロジェクトを始めた。これらのプロジェクトでは、 福岡の2つの異なる場所に、数週問にわたって毎日立ち返ることが必要だった。隣接す る場所の川端商店街を午前、屋内の日線でのぞき込み、そして遠く隔たった場所にある アクロス福岡という建築物の覆い隠された表面を、午後、屋外の展望から観察すること によって、この街で見つけた私のささやかな発見を紹介するビデオを制作した。
ジュジュ・ユ
1982年 ソウル生まれ
2006年 韓国、建国大学工芸科卒業
2013年 英国、ゴールドスミス大学アート実践科修了
ソウル在住
スーパーマーケットの市販品を使って、ミュージアムに展示されている芸術品・工芸品を制作する「スーパー・ミュージアム・プロジェクト」を、各国で制作する美術作家。福岡では、「博多祇園山笠」をテーマに、子供山笠の人形4体を身近な素材で装飾を施したインスタレーション作品と写真作品を制作し、過去の「スーパー・ミュージアム・プロジェクト」写真作品とともに展示している。
作家の言葉
もしスーパーマーケットや店舗で普通に見られる日用品がこれ以上使われなくなった ら、いったい何が起きるのか。もしかしたら、それらはミュージアムの美術品や工芸品 のようになってしまうのではないか。そんな空想から「スーパーミュージアム・プロジェ クト」は出発しました。 すべては、2011年の大英博物館の鎧コレクションとイギリスのスーパーマーケット・ セインズベリーズのアルミホイルから着想を得た≪スーパーミュージアム・プロジェク トイギリス≫から始まり、韓国、日本、中国、タイ、ネパール、インド、そしてフラ ンスなど世界各地の様々なミュージアムとスーパーマーケットに拡大していきました。 ミュージアムの美術品や工芸品は、単なる物体である以上の深い意味を内包していま す。それらは過去から現在まで伝えられてきた日常という名の人生の物語、富の極致、 大陸間の循環移動、戦争と平和、そして他国による略奪や貢ぎ物といったものを表して います。このプロジェクトは現在流通している材料を使い、そのようないくつもの物語 を伝えるミュージアムの美術品や工芸品の意味を再解釈するものなのです。
| 会場 | 交流ギャラリー |
|---|---|
| 観覧料 | 入場無料 |
| 主催 | 福岡アジア美術館 |