コレクション展

声なきVoice(こえ)

期間
2014年12月11日 (木) 〜 2015年3月24日 (火)
会場

アジアギャラリーA

悲しいときや怒りを感じたとき、あなたは声に出して表現しますか。それとも、心の声としてしまっておきますか。伝えたい相手が近くにいることもあれば、その相手が聞く耳を持たず、その声が無視されることや、何らかの理由で自ら声に出すことを躊躇することがあるかもしれません。わたしたちが社会で生きていくうえで、何かを伝え、また理解することは欠かせない行為です。しかしながら、社会的な状況のなかで、残念ながらその声が発せられない、伝わらないということもあります。

本展では、このように内なる声を持っていながらも、伝えることができない状況に思いをはせることで、社会的な対話のもどかしさにスポットをあてたいと思います。階級や貧富の差のなかで苦しめられる人々、政府に弾圧される人々、男性社会のなかで抑圧される女性たち、社会的に立場の弱い子どもたちなどは、声を持つという状況から遠ざけられ、忘れられることがあります。彼らは声を持たない、または持つことを許されないために、自らの立場を変えるきっかけをつかむことも、容易なことではありません。本展では、このような状況に目を向け、わたしたちを「声なき声」へと、導いてくれる作品を紹介します。