現代アジアの作家 Ⅵ もっと自由に!―― ガンゴー・ヴィレッジと 1980年代・ミャンマーの実験美術

期間
2012年12月13日 (木) 〜 2013年3月20日 (水)
会場

アジアギャラリーB

アジアの現代美術作家を紹介する「現代アジアの作家」シリーズの第6回目として、ビルマ(現ミャンマー)最初の現代美術グループ「ガンゴー・ヴィレッジ・アート・グループ」を紹介します。 1979年にラングーン(現ヤンゴン)大学の学生や卒業生たちによって設立されたこのグループは、さまざまな実験的試みを毎年の展覧会で発表し、とくに1980年代においてミャンマー美術を牽引してきました。社会主義政権、軍事政権、民主化運動と激しく移り変わる時代に、若者から壮年となった作家たちの作品は、今なお驚くほど若々しいエネルギーに満ちています。展覧会の開催さえ困難だった時期を乗り越え、さまざまな制約の中で自由な表現を模索してきた作家たちの歩みを、美術グループとしての歴史的活動も含めて、8作家約39点の作品でたどります。 いま、ミャンマーは民主化へ向けて大きな社会変化の時を迎えています。その激動の時代を生きてきた作家たちの、表現の軌跡をたどっていただければ幸いです。出品作家(予定)チー・ミン・ソー Kyee Myint Saw(1939-)アウン・ミン Aung Myint(1946-)サン・ミン San Minn(1951-)ゼーヤ Zeya(1953-)ポー・ポー Po Po(1957-)キン・スウェー・ウィン Khin Swe Win(1958-)フラ・トゥー Hla Toee(1958-)ティト TiTo(1959‐)