コレクション展

福岡アジア美術館開館25周年記念コレクション展 アジアン・ポップ

期間
2024年4月20日 (土) 〜 2024年9月3日 (火)
会場

アジアギャラリー

福岡アジア美術館は、2024年3月6日に開館25周年を迎えました。

世界で初めて「アジアの近現代美術」に特化した美術館が、ここ福岡に誕生したのが1999年。長年にわたる当館の先駆的な活動に、世界の美術界から高い評価をいただいてきました。開館から四半世紀が過ぎた今、改めて当館の活動と存在を広くお伝えしたいと考え、2023年度に「福岡アジア美術館ベストコレクション」を開催しました。2024年度は「福岡アジア美術館 開館25周年記念コレクション展」を、異なったテーマで2回に分けて開催します。

1回目となる本展では、「アジアン・ポップ」をテーマに、ポップアートの作品で評価を高めたアジアのアーティストの作品を紹介します。大量消費社会が生み出した商業広告などのイメージを表現に取り込み、時代や社会をアイロニカルに捉える「ポップアート」は、1950年代から60年代にかけてイギリスやアメリカ、そして日本でも隆盛し世界に広がりました。その語源は「ポピュラー(大衆的)」に由来し、アジア各地でも1980年代頃から現在まで盛んに制作されています。

本展では、当館が所蔵するポップアートの傾向を示す作品を多数紹介するとともに、アーティストが創作の源泉とした大衆美術(映画や商業ポスターなど)を合わせて展示します。これまで、アジア近現代美術に影響を与えた大衆美術などを積極的に収集し、既存の美術の枠にとらわれない新たな美術の価値創造を理念にしてきた当館だからこそ実現できた、個性あふれるコレクション展をお楽しみください。

〇出品作品点数/127点
〇どんな作品が展示されているか/絵画、写真、ポスター、立体、インスタレーション、映像
〇出品作家数/50作家、45組
〇出品作家の出身国/中国、台湾、韓国、バングラデシュ、パキスタン、インド