第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999 「コミュニケーション~希望への回路」

期間
1999年3月6日 (土) 〜 1999年6月6日 (日)
会場

全館および美術館周辺

福岡アジア美術館は、福岡市美術館のアジア美術に関する先駆的な活動をふまえ、その蓄積を引き継ぎ、さらに充実した活動を行うために開館したものであり、この開館記念展はこれまでの福岡市美術館の事業の蓄積と、今後のアジア美術の将来性を象徴することを目指します。参加国・地域を「アジア美術展」より増やし、アジア全域の現代美術の最新動向を概観するとともに、今後のアジア美術の方向性を展望するほか、市民との多彩な交流事業を活発に広げるため、美術館内にとどまらず周辺地域にも活動拠点を増やします。

また、福岡アジア美術館の開館を契機に、より積極的にアジア美術の発表の機会を増やし、紹介するため、これまで福岡市美術館で5年毎に開催されてきた「アジア美術展」を3年毎に開催することとし、そのことを表すため、展覧会名を「福岡アジア美術トリエンナーレ」とします。

その第1回となる本展は、「コミュニケーション~希望への回路」というテーマのもと、身近な人間関係から自身の属する社会のなかでの人間関係にまで、人と人とのつながりに関心を持ち、独自の美術表現で創造的なコミュニケーション回路を切り開く美術家とその作品に焦点をあてます。

また、各国・地域から1名以上の美術作家を招聘し、公開制作、パフォーマンス、講演会、ギャラリートークなど、市民や来館者を巻き込むダイナミックな交流事業を展開します。