アート横断Ⅲ AniMate(アニメイト)。~日韓現代アートに見るアニメ的なもの~

期間
2005年2月3日 (木) 〜 2005年3月29日 (火)
会場

アジアギャラリーB

近年のアジアにおける映像、アニメーション、漫画、ファッション、建築などの様々な現代特有のメディアにおける視覚表現や、そのような表現をジャンルを越えて利用した現代美術を紹介するシリーズ展の3回目。今回は、マンガやアニメの領域を横断し、その表現の魅力を増幅させる日本と韓国の現代美術作品に焦点をあてます。

娯楽マンガを大衆文化の象徴としてポップ・アートに流用した60年代とは異なり、90年代には、日韓どちらの国でも、マンガを原体験として育った現代美術の作家たちが、新たな表現を生み出しています。本展では、日本と韓国の作家7人と1組による作品、たとえばマンガのキャラクターを参照して新キャラクターを作りだしたり、コマ割りや物語性をもつマンガに特徴的な表現方法を巧みに取り入れたり、さらにアニメーションの技法を用いた作品などを紹介。両国の現代美術に共通する文化的特徴を通じて、異文化間の相互理解を進めることを目的としています。