動くアジア~ビデオ・アートへの招待
- 期間
- 2010年2月4日 (木) 〜 2010年4月6日 (火)
- 会場
アジアギャラリーB
二十年前まではまだ少なかった映像作品ですが、現在ではアジアでも多くのアーティストたちが用いる表現手段となっています。アジア各国における機材や技術の普及率に差はあるものの、90年代の経済成長を機に、2000年以降は急速にその広がりをみせてきています。また、技術的な発展に伴い、実験的なものから大規模でスペクタクル(壮観)なもの、観衆が操作するインタラクティブ(相互作用的)なものまで、映像表現も多種多様化されています。
本展では、60年代末から現在までの映像作品を集め、3つのテーマ:「身体の記録」、「日常の断面」、「大衆文化からみる社会」にわけてご紹介します。それぞれの国や時代の動きをとらえたアーティストたちのさまざまな視点を、どうぞゆっくりとご観覧ください。
「身体の記録」
ここで紹介するジャン・ペイリーやクァク・ドッチュンのように、身体へ高い関心をもつアーティストも少なくありません。この二人の作品では、映像を単なる記録媒体としてではなく、身体表現の誇張や拡張の手段として用いることで、身体をより客観的なモノとして異化しています。このような身体映像は、日常の中で鈍化した感覚を刺激してくれるかのようです。
「日常の断面」
ここで紹介する作品は、ありきたりの日常風景をとらえながら、映像に独自の物語が加えられることで、現実とフィクションの境界が曖昧になっています。しかし、大量の情報があふれる現代社会に生きる私たちの日常もまた、何が現実で、何がフィクションなのか曖昧です。静かに流れる映像は、そのような「日常」への問いかけを喚起させるかのようです。
「大衆文化からみる社会」
現代において、ゲーム、アニメーション、ポピュラー音楽といった様々な大衆文化は、世界のあちこちに浸透しています。ここで紹介する作品は、多くの人にとって身近な大衆文化を表現手段に用い、戦争や国民性といった問題、都市における人との関係性など、グローバル(国際的)な、あるいはローカル(地域的)な社会を浮き彫りにしています。
| 会場 | アジアギャラリーB |
|---|---|
| 観覧料 | 一般200円(150円) 高校・大学生 150円(100円) 中学生以下無料 |
| 主催 | 福岡アジア美術館 |