中国第11回全国美術展受賞優秀作品による 現代中国の美術

期間
2010年11月13日 (土) 〜 2011年1月10日 (月)
会場

企画ギャラリー

中国では、中国政府が5年に一度主催する「全国美術展」が、中国最大規模の公募展として1949年の建国以来開催され、最も権威ある展覧会として知られています。2009年に開催された「第11回展」では、中国全土から約5万点の応募があり、10都市で部門毎の展覧会が行われ、受賞作品が選ばれました。そして同年末には、北京の中国美術館に受賞作品500点を集めて「第11回全国美術展・受賞作品展」が開催されました。本展では、その中からさらに、中国画、油彩画、水彩画、版画、漆画などの絵画作品と彫刻作品、合わせて81点を厳選し、多様な展開を見せる現代の中国美術を紹介します。

中国が歩んできた歴史の記録、国を支える人々の姿、新時代を反映した若者や都市の情景、懐かしさを感じさせる地方の暮らしや風景など、多岐にわたる主題には、北京オリンピックや上海万博を開催し、ますます発展と変化を続ける中国の「いま」の姿が、卓越した技術によって克明に表現されています。

「全国美術展」からの選抜展は、福岡市美術館において二度(1991年及び1996年度)開催され、幅広い年齢層の市民から支持を得てきました。今回は通算で5回目、福岡アジア美術館においては3回目の展覧会となります。