韓国ビデオ・アート
- 期間
- 2011年9月1日 (木) 〜 2011年12月25日 (日)
- 会場
アジアギャラリーB
はじめに
本展では、当館のコレクションのなかから、ここ10年の韓国のビデオ・アートを特集します。
当館で3年ごとに開催しているアジア美術の国際展「福岡アジア美術トリエンナーレ」に出品された作品からは、ホン・ソンミンの《アンダルシアの7つのキャラクター》《熊と少女2:眠れる美しさ》やチョ・スプ《かなわぬ恋―無題5》を紹介します。現代韓国の大衆文化を参照し、そこにひそむ問題を苦笑をさそう物語に仕立てて表現しています。また、当館の美術作家招へい事業の参加作家として福岡に滞在した3人の韓国の作家、ムン・キョンウォン、アン・ジョンジュ、キム・ジミンは、福岡の街や人々に取材し、福岡ならではの作品を制作しました。
また、本展では、釜山市立美術館の協力を得て、釜山の映像作家パク・ドンジュの《ピレネーの城》を特別展示します。当館と釜山市立美術館とは、2008年に相互協力提携を結び、両館のコレクション交換展を開催するなど交流を積み重ねています。福岡と釜山が姉妹都市(当初は行政交流都市)になって22年もたちますが、釜山の映像作家キム・ソンヨンの《夜間飛行》からは、両市の地理的な近さにあらためて気づかされます。
当館で行われた韓国の展覧会のカタログや、釜山市立美術館の展覧会カタログなどとあわせて、韓国の美術、韓国のビデオ・アートをお楽しみください。
福岡アジア美術館のレジデンス作家
ムン・キョンウォン
2004年9月8日~12月8日まで、福岡アジア美術館のレジデンス作家として福岡に滞在。天神地下街や川端商店街にて撮影した映像作品《Stop it!》を制作。博多工業高等学校の生徒や多くの一般市民が出演し、当館のレジデンス事業のなかでも、それまでにない大がかりで福岡色の強い作品が完成した。また、福岡市役所1階の情報プラザや福岡アジア美術館で開催した「AniMate。」展での作品展示、アジアフォーカス福岡映画祭のためのポスター原画制作など多忙な日々を過ごした。
キム・ジミン
2010年9月7日~11月16日まで、福岡アジア美術館のレジデンス作家として福岡に滞在。滞在中は、洋服についているブランドのタグを用いて作品を制作。また、宮地嶽神社の境内で撮影してアニメーションを制作したり、川端商店街のアーケードには直径3.6mの大きな作品《ファン3.6》を展示した。また、小中学生とブランドのタグをコピーしたシールを使って《シールで描く海の中の世界》を制作するワークショップをおこなった。
アン・ジョンジュ
2009年10月1日~11月23日まで、福岡アジア美術館のレジデンス作家として福岡に滞在。世界各地の「門」を撮影し、実際の音をさまざまな“擬音”で吹き替える映像作品のシリーズを、福岡でも制作した。21人の参加者が、1人ずつ撮影した映像を見ながら、彼が指さした太宰府天満宮の参拝者や車などの音を擬音で吹き替えた。また、小学生とともに撮影を行った素材をもとに、子どもが歌う映像作品《ビデアノ・プロジェクト(福岡)》も制作した。
| 会場 | アジアギャラリーB |
|---|---|
| 観覧料 | 一般200円(150円) 高校・大学生 150円(100円) 中学生以下無料 |
| 主催 | 福岡アジア美術館 |