【レジデンス成果展2023】
ギャラリー・トーク：山本聖子×清水美帆×ジン・チェ＆トーマス・シャイン

入場無料※海外作家は、英語・日本語の逐次通訳あり

■山本聖子
［招へい期間］ 2023年7月4日〜9月27日
自身が育った均質的なニュータウンの空気や、そこでの身体の在り方への違和感を制作の出発点にしている。近年はそれをレジデンスなどで訪れた他の都市へと展開し、そこの場所や人の生活を、参与観察などを通じて「気配の色」として捉え、映像、インスタレーション、彫刻など様々なメディアで制作している。

■清水美帆
［招へい期間］ 2023年7月10日〜9月27日
布を主な素材として、ライブイベントや映像作品のセット、パフォーマーやダンサーのための衣装や小道具を制作している。演者の動きにより制作物の形や意味が変容していく様に興味があり、演者が見え隠れするようなセットや、顔や半身を覆い隠し演者を猿やダチョウに変身させるユーモアに富んだ衣装に取り組んでいる。

■ジン・チェ＆トーマス・シャイン（チェ+シャイン・アーキテクツ）
人型の電波塔による大型インスタレーション「The Land of Giants（巨人たちが暮らす場所）」をアイスランドのプロジェクトで発表し、数々の国際的な賞を受賞。これにより、平凡なインフラ設備を風景の中に佇むアートに変換させようとした。近年は、地域住民と共同制作したレースを組み合わせ、緻密に模様がデザインされた大がかりなパブリック・アートを制作。さまざまな公共空間へ詩的な意味をもって介入し、新たな解釈の提示を試みている。

092-263-1100

福岡アジア美術館

西日本新聞社