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作品リスト
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モンゴル
▼平面
赤いテーブルまたは蜃気楼
ツァガーンダリーン・エンフジャルガル
■制作年 1992
■材質/技法 油彩・画布
■サイズ
(高さ×幅×奥行)
120.2×120.5×-
モンゴルの現代絵画には、この国の美しい風景や、そこにひそむ自然の力を礼賛するものが多いが、まれに現代社会が抱える矛盾や、歴史への省察などの問題意識を持つ作品を見ることができる。ツァガーンダリーン・エンフジャルガルは、その少数派の代表的な画家であり、例えば貧困の問題を、単に批判するだけでなく、貧しいものの存在の力とともに幻想的に表現する。この絵の中の遠く蜃気楼のように現れた壮麗な建築は、1930年代の共産主義革命によって宗教が禁じられ、文化遺産が破壊されたことを象徴している(それは1990年の民主化まで続いた)。緑色の馬は、モンゴルでは弥勒菩薩を招来しようとする祭りと関わるものであるという。美しい草原にひそむ苦難や悲しみを、作者は夢のような魅力的なイメージのなかに描き出す。
オルホン河
ツェレンナドミディン・ツェグミド
■制作年 1993
■材質/技法 油彩・画布
■サイズ
(高さ×幅×奥行)
200×191×-
オルホン河はモンゴルのハンガイ山脈東部に発する全長1124㎞の河である。ここに描かれるのは、その上流にある赤滝(美しい滝)と呼ばれる実在の場所だ。滝の少ない草原の国で人々に尊ばれている。1990年から民主化が始まり経済発展の進むモンゴルだが、豊かな国土に対する誇りはなお強い。自然を題材とした絵画も好んで制作されるが、その大半は美しい風景を理想的に描いたにすぎない。そんな中で、ツェレンナドミディン・ツェグミドはモンゴル人のアニミズム的な自然観をも作品に織り込む稀<まれ>な作家である。人々が、自然の中に見いだす霊的な存在。それを時に崇高に、時には不気味に描き出す。作家によると、本作品では子供の頃に一度だけ見た赤滝に女神の姿を宿らせ、「自然の力と人間の悲しみや夢、幸福との結びつき」を描きたかったという。
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