福岡アジア美術トリエンナーレ
このサイトについてお問い合わせサイトマップ
>>English
HOME
福岡トリエンナーレって何?
FT3 2005
FT3 2005
FT2 2002
FT1 1999
福岡トリエンナーレって何?
 「福岡アジア美術トリエンナーレ(福岡トリエンナーレ、FT)」は、アジ美の総力をあげた最大イベント。「トリエンナーレ」とは――「3年ごとに開かれる国際現代美術展」という意味です。
 「トリエンナーレtriennale」は元はイタリア語で、「3年間の」「3年ごと」の意味の形容詞で、3年ごとに定期的に行われる催しをも意味します。それが英語化して、特に国際美術展をさすようになったのは、ミラノ・トリエンナーレやベネチア・ビエンナーレ(ビエンナーレは「2年ごと」の意)が、欧米美術界で権威のある現代美術展として知られているからでしょう。2~3年ごとに開催されるのは、そのときどきで最新の美術の動向を先鋭なテーマの元に提示するためですし、また世界各地の最新の美術を一堂に集めて見せるため、「現代性」と「国際性」のある、定期的・継続的な展覧会ということになります。
 1893年に始まるベネチア・ビエンナーレを最古として、サンパウロ、インド、バングラデシュ、シドニーなどのビエンナーレやトリエンナーレが昔から知られていますが、過去10年の間に、国際現代美術展の世界地図は大きく変わりつつあります。ヨハネスバーグ、イスタンブール、ハバナなどの非欧米圏でのビエンナーレが、各都市の歴史的背景をふまえて先鋭な実験を見せるようになってきたのです。また、東アジアで続々と生まれたビエンナーレとトリエンナーレも、欧米主導の国際美術展に一石を投じ始めています。日本の横浜と妻有(新潟)、韓国の光州と釜山、そして上海、広州、北京、台北などがその例です。その背景となるのが、アジア出身作家の国際舞台への登場と、特に東アジアの都市と経済の成長・国際化です。アジア・太平洋の美術に特化した点で福岡トリエンナーレと似ているブリスベーン(オーストラリア)のトリエンナーレもまた、このような世界の大きな流れに対応する都市戦略の中で生まれたものでしょう。
 しかし福岡トリエンナーレが、これらの国際展やアジア美術ブームに便乗したものでないのは明らかです。福岡トリエンナーレの前身である、福岡市美術館が開催してきたアジア現代美術展は、「アジアに現代美術なんてあるの?」と思われていた1980年から始まっているのですから。そして、各地の巨大展覧会と比べると極めてつましい規模の「福岡トリエンナーレ」が、世界各地から注目されているのは、長年培ったアジア各地とのネットワークにより、他の国際展どころか自国の外で発表した経験がほとんどない作家までも含めて、まさに「福岡発/初のアジア作家」として紹介されるからなのです。
 また「福岡トリエンナーレ」は、毎回異なるテーマで、そのときどきのアジア各地で目立った傾向に焦点をあて、アジア特有の歴史・社会・文化に根ざした独自の作品や美術館の活動を紹介していることも、世界から注目を集めるもうひとつの理由です。
All Rights Reserved, Copyright(c) FUKUOKA ASIAN ART MUSEUM 2004-2005